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【貴族の傲慢】異邦人モリサキ2【傭兵の意地】
[938]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/10/27(土) 01:01:26 ID:???
「くっそ……ンなとこで全身鎧とか、大人げねえんだよ!」
「なぁに、来年は貴様も着けてくれば良いではないか」
ぐぁ、と哄いながらフェルドマンの振るう長柄の穂先が森崎の胸甲を掠めて嫌な音を立てる。
「ちっ……!」
舌打ちする森崎。
先ほどの一撃で出入りの呼吸は読まれている。
懐に飛び込もうとすれば穂先での薙ぎ払い、さもなければ石突での打撃が待っているのだった。
といって先刻、眼前の男がやってみせたように鎧で受け止めるという真似などできるはずもない。
圧倒的な重量差は胸甲ごと肋骨の三、四本を持っていくだろう。
円盾にしても正面から受ければ厳しい。
せいぜいが薙ぎ払いの軌道を逸らす程度が関の山であった。
「となれば、搦め手だ!」
「むぅ……!?」
森崎が構えを変える。
正眼から、下段。
警戒したフェルドマンが牽制の突きを放ってくるのを冷静に読んで、打点から身を外しつつ
半歩を踏み込んだ森崎が、手首から先だけを返すように刃を振るう。
必要なのは破壊力ではない。
「膝……空いてるぜ!」
「ぐぅッ!?」
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0ch BBS 2007-01-24