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【変化する戦術】Another-CU_6【ロベルトの章】
[876]森崎名無しさん:2013/02/05(火) 13:03:28 ID:???
★るっくふぉーわーどとぅ?→
ハート2
★
[877]森崎名無しさん:2013/02/08(金) 18:40:09 ID:???
早速駈け出した新田… きっと彼は足で日本人女性らしき人を探し回るのだろう。
………と思っていたら、すぐに引き返してきた。
新田「ふ、ふたりとも!さっきこんな顔をした奴が来ませんでしたか!」
メリー「え、ええ……あなたよね?」
新田「ば、ばかもぉ〜ん!それがルパンだ!追えぇ〜!」
[878]森崎名無しさん:2013/02/08(金) 21:31:55 ID:???
ポブルパン「あばよ、とっつぁ〜ん」
[879]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2013/02/09(土) 12:37:09 ID:???
> 《ハート》 何もなく15分経過。 集合場所にはまだメリーしかいない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
メリーが向かって行ったのとは反対の方向で聞き込みをした三杉。
少ない時間を無駄にせぬよう、リズミカルに多くの人へ尋ね回る。
近場だけで終わらぬように気をかけ、徐々に距離を広げる事を意識するよう三杉は走った。
<サンパウロ市 ロベルト本郷宅>
ピッ
省32
[880]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2013/02/09(土) 12:38:14 ID:???
長年凡庸であった戦術への造詣、状況理解、対策に向けた考察力が、今は熟練の様相。
無論これまで芽が出なかった間も、ロベルトの頭は知識や経験を蓄積し続けており、
それが昨日の試合を機に、一度に芽吹いたという可能性も頭に無い訳ではない。
そう、何事でも人はコツを掴んだ時、それ以前と以後ではまるで別人になると言われている。
ロベルトもサッカー現役時代に似た経験を何度もしている。
しかし今回のそれは過去の経験とは一線を画しているようにしか思えなかった。
省28
[881]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2013/02/09(土) 12:39:17 ID:???
ポジションを持たないポジショニング… それはブラジルのバグンサ・オルガニザータに似ていた。
規則が無く混沌である筈のブラジル戦術が持つ奇異的な秩序性。
攻撃における流動性のあるポジショニングは間違いなくトータルフットボールに通じる。
決定的な違いはボール狩りとオフサイドトラップ、カバーリングからなる守備であろう。
ロベルト(最高峰の自由=混沌が生む奇跡的な秩序、それがブラジルサッカーのアタッキング。
省37
[882]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2013/02/09(土) 12:46:48 ID:???
ロベルト(昨日の試合… 前半の2点目を奪われた時、あの時からだ。
今まで何もかも見えなかった戦術が突然としてクリアに見えた。
あの時俺の身体に何か起きたのか…?)
あの時ロベルトは自分への果てしない失望と怒りで頭の中が占められていた。
あその前後における記憶が定かと言えば、自信はない。
ただあの瞬間、何かが自分の中に入ってきたような妙な感覚の記憶が微かにある。
ロベルト(だから何だという訳でもないが、とにかく気分が悪い。
省15
[883]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2013/02/09(土) 12:47:54 ID:???
<サンパウロ市 ホテル・エスコーラ近隣>
薄く溜め息を吐きながら、三杉は元の場所へ戻ってきた。
間もなく約束の15分だが、ついぞ日本人女性を見た人に当たる事はなかったのだ。
三杉(ハァ… 新田とメリーはまだ戻ってないか。)
周囲を見渡してそう思った直後、背中をチョイと突つかれた。
メリー「キャプテン。」
三杉「メリー。 戻ってたんだね。」
メリー「つい今し方です。 それで、どうでした?」
省12
[884]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2013/02/09(土) 12:50:38 ID:???
三杉「あとは新田次第か…。」
メリー「ええ…。 もしこれで見つけられなかったとしたら、それが運命なのかも知れません。」
三杉「運命か…」
正直好きではない単語を三杉は反芻するよう口にした。
自ら道を切り拓こうとしている彼にとって、運命という単語のイメージは悪い。
三杉(運命という言葉は諦めに似ているからね。
そんな言葉一つで物事が決まってたまるものか…)
運命の同種の言葉として天才と言うのもある。
省19
[885]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2013/02/09(土) 12:52:02 ID:???
三杉「本当に何でもないんだよ。 …あ、そうだ。
新田が戻るまでに少しでも事情が聴けないだろうか?
ホームに戻ってからも何か打てる手があるかも知れないし。」
メリー「事情ですか…。」
三杉「話せる範囲で構わない。 首を突っ込むべきでなければ忘れるつもりだよ。」
メリー「そう…ですね。 キャプテンには少し事情を話しても大丈夫かも知れません。
おかしな話をするかも知れませんが、キャプテンも大概変人ですし。」
省26
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