※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【バグサッカー】きれぼしサッカー【やりまーす】
[774]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ
:2014/09/23(火) 18:03:42 ID:???
岬「(これは……)」
目的は分かった。実行自体はたやすい。だが、岬は彼自身の誇りとも言うべきものが、彼女の以来の実行を躊躇わせていた。
岬「(あずみちゃん、僕を挑発してるな、それもイタズラの方向に……)」
彼女の口はニマリと大きく横に広がり、木陰でもわかるほどはっきりと、相手の顔つきの変化を楽しんでいるように見えた。
時折これ見よがしにパチリとウィンクをするところは、疑惑を確実なものとさせている。
省62
[775]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ
:2014/09/23(火) 18:06:08 ID:???
あずみ「(岬くん、目がじっとあたしの胸にいっちゃって、かわいいなあ)」
含み笑いが出そうになるのをこらえながら、純情な岬の様子を楽しんでいる。
あずみ「(それに手も震えちゃって、そう言えば昔から女の子への詐欺はしてこなかったし、
意外とそういうところはウブなのかな?ほーら岬くん、あたしのおっぱいはここですよー、
あと20センチ、あと15センチ、あと10…)」
ピタッ。
省41
[776]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ
:2014/09/23(火) 18:07:44 ID:???
あずみ「えっ」
はさりと風が吹いて枝を揺らす。照らし出された光に映されたあずみの顔は、ポッと赤くなっていた。
あずみ「(あっ、いや、おっ、おちつけあずみ、岬くんが口八丁で誰からも受け入れられるのはあたしがよく分かっているでしょう!
そんな岬くんの手なんか、あたしにはお見通し……)」
あずみが葛藤している間に顔はしっとりと深くなり、夕焼けの赤い光ではごまかせないまでに染まっていった。
省40
[777]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ
:2014/09/23(火) 18:10:36 ID:???
私事のためしばらく中座いたします。
続きの投稿はしばらくお待ちください。
[778]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ
:2014/09/23(火) 18:43:54 ID:???
高緯度の夏のパリも日が陰り、空が黒くなっていく。
岬とあずみは既に「訓練」を終え、木陰から出て、公園の出口へと向かっていた。
岬「あずみちゃん」
あずみ「なに?」
その途中の人通りの少ない小道で、岬があずみへと話しかける。
岬「実を言えばこのところ、少し落ち込んでいたんだ。もう少ししたらサッカー先進国のフランスから日本へ帰る。
その日本のサッカーで漏れ伝わってきた情報を聞けば、翼くんのいる南葛中は大会を2連覇して、
省26
[779]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ
:2014/09/23(火) 18:47:06 ID:???
岬「そして日本で伸び悩んで、翼くんや他の海外行きの人、そしてあずみちゃんに追い越されていく。
追いつこうとしても追いつけず、じっとみんなを見ているばかり、そう思っていたんだ」
大きくため息を吐きだす。その後にあずみに向けた岬の顔は、表情が改まり、目に力を入れて気合を入れようとしていた顔だった。
岬「でも、今日のあずみちゃんとのやり取りで、思うところがあったんだ。
僕は勇気が足りなかったかもしれない。諦めていたのかもしれないって。
省22
[780]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ
:2014/09/23(火) 18:48:51 ID:???
あずみ「岬くん」
小道をあと少しで抜けようというところで、あずみは岬を呼んだ。
あずみ「岬くん、さっきの『訓練』だけど、これからもあたしの胸を触ってくれる?」
岬「えっ」
あずみ「揉んでもいいからね。あたしも、1人になってもフランスで頑張る。
もう一度会った時に『クラブチームにいた意味が無い』なんて言われないようにしないといけないから」
岬「あずみちゃん…」
告白とも解釈できるようなあずみの発言に対し、わずかに考え、返事を出す
省19
[781]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ
:2014/09/23(火) 18:54:40 ID:???
今日はここまでにいたします。
そして回想はこれからも続くでしょう。
すっかり試合が脇に置かれてしまっているような……
もうしばらくお待ちください。
[782]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ
:2014/10/11(土) 14:57:49 ID:U/2HFWPs
瞼を閉じた数瞬の間に、岬との楽しかった日々が瞼の裏に蘇ってくる。
岬への感情を少しずつ高ぶらせながら、その後の自らの歩みに思いを馳せる。
あずみ「(そうしてあたしは岬くんと別れて、シャンゼリゼに入った。最初ははっきり言ってお金目当てだったけど、
厳しい練習や大会に向けて頑張っているうちに、そんな事はどうでもよくなっちゃったんだっけ。
強くなっていけるのが楽しかった。強敵を下して勝つのが誇らしかった。
省17
[783]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ
:2014/10/11(土) 15:00:20 ID:U/2HFWPs
――――――
―――――――――
―――――――――――――
放送「さあ、クープ・デ・レ・エキップ・ジェネス決勝戦もいよいよ大詰め、後半ロスタイムに入りました!
シャンゼリゼとボルドーのスコアは2−2、今年の優勝はシャンゼリゼか、それとも3年連続でボルドーのものとなるでしょうか?
現在ボールはシャンゼリゼのエドモンくん、そこにボールを奪わんとクロードくんが向かっていく!」
エドモン「どけっ!」
クロード「どけって言われてどく奴がいるかよっ!」
省43
[784]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ
:2014/10/11(土) 15:01:40 ID:U/2HFWPs
あずみ(ルブラン)「はあっ、はあっ…!(苦しい、もう少しだから、あたしの肺、あたしの心臓、我慢してっ!)」
イノサン「(キャプテン、もう歩くのもやっとだってんのに……それにしても今のキャプテン、なんか色っぺえ)」
ピエール「(低い球か、相手にとっては得意な球筋。だが、いくしかない!)ハアッ!」
あずみ(ルブラン)「(ここでボールを取られたら終わりよ、絶対に勝つ!)たあっ!」
バシイッ!
グブアアアッ!
省46
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24