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【貴公子達の】Another-CU_7【憂鬱】
[430]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2013/08/12(月) 14:58:14 ID:???
> 《JOKER》 ある日のレッスンでペアを組むことになった
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ミハエルの存在に気が付いたその日の夕方、モニカはコーチに手招きで呼ばれた。
コーチの傍らにはミハエルが立っており、モニカは何事かと緊張しながら近づいた。
コーチの話は特練を告げる物だった。
なんでも二人は基礎的な技術や表現力はある程度身についているのだが、
自らの舞踏を客観視し、周囲と呼吸を合わせる技術が不足していると言うのである。
それを補うための特練、ペアレッスンというわけであった。
これはモニカにとって都合の良い出来事であった。
彼女はミハエルに声をかけようかどうかを非常に悩んでいた。
声をかけたい理由はもちろんただ一つ…フロレンティア・ヴィオラとの繋がりが出来る所にあった。
自身では否定したい事実ではあるが、三杉淳のことが今もやはり気になって仕方がないのである。
声をかけづらい理由はミハエルとの面識がないことにあった。
ヴィオラの他のメンバーとは顔見知り以上の関係だが、C.I.P後新たに加入したメンバーは別である。
8月のミラン戦を観戦したので一方的には知っているが、それだけだ。
話しかける理由になるかどうか微妙であると彼女は思った。
社交的な人間であり、そこに二次的な目的がなければ、何を気にすることもなく話しかけられるだろう。
しかし彼女の社交性は現在もそこまで高いとは言えず(参照:モニカの章)、また『三杉が気になる』という
二次目的のダシにする為にミハエルへ声をかける事が、彼女には浅ましい行為に思えてならなかった。
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0ch BBS 2007-01-24