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【主人公】鈴仙奮闘記【永琳に交代?!】
[418]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/03/27(水) 22:22:48 ID:???
そして、場所は永遠亭に戻り。
輝夜や永琳、鈴仙とてゐにウサギ達に加えて。
今日加入した慧音、妹紅、パスカルもまた一同に会している。
練習試合勝利のささやかな打ち上げと、慧音達の歓迎会も兼ねて。
居間には、
たけのこの里
馬刺し
トリュフ
などの御馳走が並んでいた。そして、話題が大会の方に向くと。
輝夜「ま、もっちろん目指すのは優勝よね!!」
輝夜がこう高らかに宣言する。それに合わせて、
省37
[419]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/03/27(水) 22:24:12 ID:???
今日の試合で分かった、無力感と自身の怠惰。
今まで軍の上官や綿月姉妹。そして永琳の教えには忠実に従ってきた。
けれど、忠実に従うだけでは答えが出てこないこともあると知った。
そんな時、鈴仙には何が必要なのか。
自分と同じ境遇の仲間、それだけでは鈴仙に進む道を示すことは出来なかった。
一緒に悩んでくれるだけではだめだった。
光を与えて欲しかった。
自分以上の苦境に合い、それを突破した存在。突破しようとしている存在――。
彼女には、それが必要だったのかもしれない。
省9
[420]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/03/27(水) 22:29:13 ID:???
と、いうわけで序章はここまでです。
第一章では、かねてより出す予定でした中山さんが、メンバーとして
新たに合流します。パスカルだけでは拭いきれなかった、鈴仙の心の弱い部分を、
彼との交流によって成長させたいと思っています。
ゲームバランスは…心配しなくても、先のシーンから解るように、敵チームが
強化されているのできっと大丈夫です。
(パスカルが加入せずともキャプ森キャラは多数加入していました)
省9
[421]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/03/27(水) 22:33:10 ID:???
――19●●年、3月1日。
中山「あれからもう、半年か…」
人の住む気配の全く感じられない山奥に、中山は居た。
うっそうと茂った森、手の加えられていない小川。
彼は杖をつきながら、ふと顔を上げる。
中山「某県某所にあると言われる廃神社、か。
これで合っていると良いんだが――」
そう一人ごちながら、中山は振り返る。
今までの自分を。自分がそこに至った経緯を――。
[422]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/03/27(水) 22:35:03 ID:???
(*2さんの文章を流用、改変して使っております。ご了承ください)
――19●★年、夏。
ジリジリと蝉の声の聞こえる街中。森崎達にとっての夏は、とりあえずの一区切りを迎えたが。
日本の息苦しい夏はまだまだ終わる気配を見せなかった。
それでも、木陰のベンチにいると、息苦しさは感じられず。爽やかな夏の伊吹を楽しめた。
省48
[423]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/03/27(水) 22:36:03 ID:???
森崎の問いかけに対し。中山は無言。それはつまり――。
森崎「中山!」
中山「ああ、その通りだ。俺はもう走る事も、ボールを蹴る事も出来ない」
森崎「そ、んな………」
残酷な現実。それを意味していた。
[424]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/03/27(水) 22:37:03 ID:???
中山「今なら三杉の気持ちが分かるぜ。翼の師匠のロベルトって人も居たな…
サッカーが、大好きなサッカーが出来ないって…こんな気分なんだよ」
中山は、遠くの空を見上げる。
人は実際に同じ境遇に合わないと、その人を理解できないとは良く言われるが。
中山もまた、こうした身となって、彼らの事を始めて理解したのだろうか。
森崎「……………」
ジリジリ、ジリジリ…。
最早何も言えない森崎。蝉の鳴き声がやけに大きく聞こえる中、二人はそこに座り続けていた。
省28
[425]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/03/27(水) 22:38:39 ID:Rct6VSCA
森崎「中山…!」
中山「…なんだ?」
先着1名様で、
★森崎の言葉→! card★
と書き込んでください。マーク・数値で分岐します。
ダイヤ→「わさビーフ、持っていけよ」
ハート→ 「俺はJrユース大会、必ず優勝してみせる!」
スペード・クラブ→「諦めるなよ!リハビリし続ければ、何時かきっと…!」
クラブA→「生きてたなら香典返せよ」
JOKER→森崎「コレ、読んどけよ」中山「蹴球…超人伝?」
[426]森崎名無しさん:2013/03/27(水) 22:40:32 ID:???
★森崎の言葉→
ダイヤ3
★
[427]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/03/27(水) 22:42:18 ID:???
★森崎の言葉→ ダイヤ3 ★
ダイヤ→「わさビーフ、持っていけよ」
森崎は、リュックに仕舞っておいたわさビーフの袋を取り出し、
中山に押し付ける。
中山「なんだ、お前が食べれば良いのに…大体俺は食事制限中だぞ?」
一体何事か、と一瞬身を強張らせるが、わさビーフの袋と気付き、
今までで一番自然な笑みを見せる中山。
森崎「それなら食事制限が無くなってから食べろよ。俺はあんまり好きじゃないんだよ」
やや強引に中山にわさビーフの袋を手渡す森崎。
省31
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0ch BBS 2007-01-24