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1- レス

【主人公】鈴仙奮闘記【永琳に交代?!】


[456]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:31:30 ID:???
――ふと、そこで夢の中の視界が、一転する。
白い光は不安げな陽炎のように揺らめき、不自然な明るさを感じさせる。

玉兎A「行った? あの口ばっかりで生意気なヤツ」

玉兎B「本当にうざいよね。自信満々なのが見え見えだしさ」

玉兎C「ちょっとおだててあげればすぐに調子に乗っちゃって。
ちょっとお勉強が出来るかもしんないけど、分かんないことがあったらいっつも
依姫様や豊姫様に泣きついて。本当は逃げ出した――『臆病者』のくせにね」
省47

[457]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:32:30 ID:???
パスカル「……お前を見ているとイライラする。天才の相棒を自負しておきながら、
いつも天才に甘えて、頼って。そして自分は天才の為に何もしようとしない。
――そんな存在、いつか天才の方から見限られる」

観客・実況・里人・ウサギ達「臆病者」「生意気」「死ね」「必要ない存在」
「役立たず」「無能」「天才の面汚し」

レイセンは。否、鈴仙は、たまらず駆けだしていた。

鈴仙「(いや、嫌、イヤ! 昔の自分が大嫌いって。 省35

[458]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:33:34 ID:???


―――ふと、そんな時。ある規則的な音が、罵倒に交じって聞こえる。

ポーン、ポーン、ポーン…

鈴仙「(…何かしら、この音は…? サッカーボール、の…リフティング?)」

暗闇の果てに、光が一点だけ見えた。
どうやら、音はその光から聞こえてくるらしい。
鈴仙は立ち上がり、改めてその光の射す方角を目指すことにした。
罵倒は相変わらず、耳鳴りを伴ってガンガンと聞こえてくる。

しかし、鈴仙の心は少しずつ、その規則的な音に支配され、そして――。

[459]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:34:36 ID:???
鈴仙「…夢。かしら」

鈴仙は目覚めた。やけにリアルな感触を伴う、とても嫌な夢だった。

鈴仙「(ホント、嫌な奴。…私って)」

寝巻の一部が透けてしまいそうなまでに、寝汗をびっしょりとかいていた。
人参柄のお気に入りのパジャマ。その可愛らしさ、平和さが、却って先ほどまでの夢の
恐ろしさを想起させられる。

鈴仙「(ちょっと寒いけれど…。外の空気でも浴びて来ようかしら)」

鈴仙はそう思い立ち、愛用のブレザーを外套代わりに羽おり、 省24

[460]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:35:50 ID:e0D6zydY
先着1名様で、

★練習をするのは…?→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→中山とパスカルが二人で練習をしていた。
クラブA→露鈴兎・本後宇院・イナバ(全裸)と張幡 す(パンツ)が二人で練習をしていた。
それ以外→中山が一人でリフティングをしていた。

[461]森崎名無しさん:2013/03/29(金) 18:43:42 ID:???
★練習をするのは…?→ ダイヤ4

[462]森崎名無しさん:2013/03/29(金) 18:43:48 ID:???
★練習をするのは…?→ スペード2

[463]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:45:15 ID:???
★練習をするのは…?→ ダイヤ4 ★
それ以外→中山が一人でリフティングをしていた。

ポーン、ポーン、ポーン…。

中山「88、89、90…」

先日永遠亭に来たばかりの少年、中山政男。
音の正体は、彼によるものだった。

中山「…92、93、94…あっ!?」

バシッ! ポンポンポン…。

94回目のリフティングで、中山は芯を捉え違え、
ボールを遠くに蹴りだしてしまった。
そしてそのボールは、鈴仙の居る縁側の近くまでに落ちてきて…
省27

[464]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:46:15 ID:???
鈴仙「ありがとう。――それにしても、随分とサッカーに情熱を賭けているのね。
それも、信じられないくらいに。…妹紅さんから聞いたわ。」

中山は、それを聞き、やはり聞かされていたのか、と恥ずかしそうに頬を掻き、
鈴仙の隣に座った。鈴仙もボールを膝に抱え、それに倣う。

中山「――ここは。凄く綺麗な場所だな、鈴仙さん。まるで、一番美しい時に
時間を切り取って、そのまま全く動いていないようだ」

中山は空を見上げて呟く。 省47

[465]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:47:16 ID:???
中山「――忠告してくれたのに悪いが。ちょっと、一勝負してくれないか?
…俺のプレーを、見て欲しいんだ」

鈴仙「えっ…でも中山君。多分今の状態だったら、まだ身体も満足に動かない筈よ!
そんな状態で勝負をしろ、って言っても…」

中山は鈴仙からボールをひったくり、そして再び中庭の中央に陣取る。
そして、ぎこちないながらも、洗練されたフォームでボールをキープする。

中山「さあ、鈴仙さん! 俺を眠らせたいなら、俺からボールを奪ってみてくれ!」
省6

[466]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:48:16 ID:e0D6zydY
先着2名様で、

★中山→ドリブル 43 +(! card)+(! dice + ! dice)+(ブランク-3)=★
★鈴仙→タックル 40 +(! card)+(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→中山の勝利!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球になり、引き分ける。
≦−2→鈴仙の勝利!

【補足・補正・備考】
中山のスキル・ブランクは中山が覚醒するか、試合終了ごとに少しずつ解消されます。 省12


0ch BBS 2007-01-24