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【皇帝は】キャプテン森崎45【王国に挑む】
[216]代理です。:2013/08/26(月) 21:58:49.03 ID:B9Bfm73W
>A 「まだだぜ。そのお礼は、優勝してからの方がいいだろ?」
陽子「………森崎くんらしいね…この大会で優勝した後は、
オリンピックもワールドカップも優勝してからの方がいいって言っていそう」
森崎「おいおい、いくら俺でもたまには休むぞ?この大会の後は流石に休養を入れるさ」
陽子「そっか…そうだよね…森崎くんを見ていると一体何処まで行くのか、
急ぎ過ぎて墜落したりしないか不安になるけど、ちゃんと休みも取るつもりなら安心かな」
森崎「(なんか…変な気分だな…)」
二人の会話に甘い雰囲気が漂い始め、森崎は自分の感情を持て余し始めた。
思えばこれほど肩に力を入れずに話し合い、純粋に労りの気持ちを向けられたのは何時以来か。
ライバルや敵とは常に嘲り合い、仲間からは支持を集める為強さを見せ続け、
それらの疲れを勝利の愉悦以外の何かで癒す事はあっただろうか。
森崎「(もう少し、何か話す事ないかな…)」
もう少しこの時間を楽しみたい。森崎は素直にそう思った。
だが陽子の思惑は違った。
陽子「…それじゃ、森崎くんが頑張り過ぎで倒れたりしなさそうだって安心できたし…私は仕事に戻るね」
森崎「えっ?もうかよ。メシぐらい一緒に食わないか?」
陽子「ごめん、これから日本に飛ばないといけないから。もうそろそろ空港に行かないと。それじゃあ、またね!」
スタタタ…
森崎「…ちぇっ。いい雰囲気かと思ったのになあ」
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