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【怒れる恐竜】Another-CU_8【隠すつもりなく】
[234]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2013/10/03(木) 14:44:30 ID:???
それでもグランディオスのパスは通らなかった。
これで『今の完成度ではポゼッションを一方的に奪う事は困難だ』と全員が共通に認識したものと信じた。
ディエゴ(だのにこいつら…… 一体どういうつもりだ?) ギリッ
リネカーの判断でボールは一旦戻された。
それも一つの手だ、有りではある。
しかし最善はその場で強引にでもアルゴスなり自分なりに出す事である。
プレイの恰好やスタイルにこだわらず、徹底的に敵の弱点を突く…
それが追う者の戦い方であり、何としても勝利をもぎ取ろうとする執念である。
過程や方法などどうでも良いと彼は思っていた。
だが後方でパスを受けた者達はいたずらにパスをこねくり回し、仕舞にはディエゴに向けて長めのショートパスを出した。
それはスペイン・ユースクラスのリーグで通用しても、この場では楽に通用しないポゼッション(やり方)である。
しかも相手が崩れてもいない状況で、迂闊にも試合序盤から好調の男が居るコースを選択する愚行。
『相手のウィークポイントを狙って勝負するべき』という、ディエゴがつい先ほど提示したばかりの言葉は忘れ去られたのだ。
ディエゴ「この… くそ田舎者(いなかもの)どもッ!」 ダッ
ディエゴは怒りに絶叫しつつ駆け出した。
恐らく途中で確実に奪われるだろうパスボールを迎えに行く為に…
攻撃が一度上手く繋がっただけで簡単に気を抜くチームメイトの殿様根性が彼には許せなかった。
敗北によって何を失うかを理解しない、考えもしない、ハングリーさの欠片もない連中に足を引っ張られ、
手に入れるべき栄光に届かぬような事態は絶対に阻止せねばならなかった。
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0ch BBS 2007-01-24