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【私のお小遣いは】鈴仙奮闘記10【53万です】


[410]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/09/26(木) 23:11:02 ID:???
〜回想シーン終わり〜

反町「静葉さん―――! くそっ、どうにかならないのかっ!? 雛さん! あんたも神様だったら、
静葉さんを直す方法とか――知らないのか!?」

穣子がこれまでの経緯を回想している間に…反町は自らに降りかかる厄をも厭わず、
雛に詰め寄り、強い口調で問いただしていたが…雛はそっけなく首を振ってしまう。

雛「私は正確には神様じゃない。 だけど…もしも彼女に信仰が足りないんだとするなら。
――強い信仰の祈りが必要じゃないかしら…?」

反町「そんなの、どうやって……!?」

狼狽する反町を見て、穣子は一瞬の逡巡の後に…ぱあっと笑顔を閃かせて、
いつものような口調で反町に語りかける。

穣子「……そんなの、簡単だよ。 ――一樹君が、私を振って。
その代わりにお姉ちゃんに愛を捧げるって言えばいいんだよ」

反町「あ――愛…!?」

射命丸「――む。 なんかつまらなそうと思いきや、記事になりそうな展開が」

はたて「――やっぱりアンタは最低ね。 フツー本人に聞こえるように言う?(…私もちょっと同じ事思ったけど)」

穣子「一樹君は私の事を愛してくれていたけど――お姉ちゃんの事が好きだったんだよね?
だけど、優しくて、柔らかくて、断つ事が出来ないから。 それを隠してくれてた。
―――だけど、いいの。 …一樹君が正直に。 言いたい事を言えば良いだけの話なんだから」

穣子の表情は笑顔だったが――その目じりからは滝のように涙が溢れていた。
相変わらず嘘が苦手な穣子だったが…それでも、涙以外は頑張って耐えたのだ。
大好きな姉と、恋人の為に。


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