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【私のお小遣いは】鈴仙奮闘記10【53万です】
[418]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/09/26(木) 23:54:15 ID:TnRQv2/k
そして――穣子の赤面をよそに…静葉が立ち上がった。
その瞳には、かつて見せていたような揺らぎは殆ど無くなっており、
さながら秋の終焉を告げる紅葉のように静かだが美しい。
滑らかな金色の髪をスッ…と撫で、静葉は反町に頭を下げて…。
静葉「――貴方の、私への強い信仰心。 確かに受け取ったわ」
静やかな声で、そう礼を述べた。
反町「……何べんも考えたんです。 決して、八方美人でも無い、優等生でも無い、
この俺の本当の気持ちって何だろう…って。
そしたら、俺にとっては静葉さんも、穣子もどっちも大事で――つい、言ってしまいました」
静葉「ええ。 そう、それで良い。 貴方は一番良い答えを言ってくれたのだと思う。
――もっとも、『同じくらい』好きだ、ってのは穣子にちょっと失礼かな? って思ったけれどね」
反町「あっ……!」
穣子「……いーもん。 これからはお姉ちゃんもライバルだし。 せっせたくまして、
これから一樹君の一番になるんだもん!」
うっかり失言をした!…と思い焦って振り向く反町だったが。
穣子はむくれては居るものの、今度は逆に怒りは感じられない。
むしろ―――やっと好きな人の本音を聞けて、ほっとしているようにも喜んでいるようにも見えた。
反町「……それを言うなら切磋琢磨、かな」
そして…その様子に反町は今までの自分を悔いた上で――考えを改める。
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