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【私のお小遣いは】鈴仙奮闘記10【53万です】


[901]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/09(水) 23:55:54 ID:5JrHcjUg
反町「やっぱり、射命丸さんのプレーって映えるからなぁ…。
しかしそれにしても、今日の試合は駄目だった。 これじゃあ、穣子と静葉さんに合わせる顔がないよ…」

椛「何言ってるんですか、反町さん! ありますよ!」

反町「えっ、それは……?」

椛「笑顔さ!!(張り付けたような表情、右手の人さし指で自分の顔を指しながら)」

そして、妖怪の山FCのメンバーも、身内からマンオブザマッチが選出された事を、
観衆の多くが今日の敗北を肯定的に受け入れてくれた事と感じて安堵の息を洩らす。
少なくとも、仕事の一つは果たせたのだ。

射命丸「…………」

そして、自分の名前を呼ばれた事に対して、何時もならばマシンガントークの絶えない射命丸は…珍しく静かだった。

射命丸「(……『あー、これで私のメンツも立って良かったわー…』とか。
いつもなら思ってるんでしょうけど、今日は不思議と、そんな気にもなりませんね。
―――素直に、嬉しいって思います。 ………こんなに素直な私は、何百年ぶりかしら)」

―――今日の試合を改めて噛みしめて、打算と慢心に腐敗した己を悔い改めて、
当たり前のように自分を照らす陽の光の有難さを知れた気がする。

はたて「おーい? マンオブザマッチさまー? さっさと景品貰いに行ったらー?」

茶化しながらも、何時もと違う射命丸の様子を伺うはたて。
そんな彼女には死んでも話したくないこの感情を、射命丸は抑えながら―――

射命丸「――ふっ。 私は大人ですから。 子どものアンタと違って、こうした式典には慣れているのですよ」

いつも通りの慇懃無礼で飄々とした態度で、ピッチへと向かって行くのだった。


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