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【私のお小遣いは】鈴仙奮闘記10【53万です】
[905]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/10/10(木) 00:01:03 ID:4w1FiWDg
そうして、マンオブザマッチの発表も終わったとなると、
幾らかの会話を交わした後に、観客達も一斉に席を立ち……。
ピッチには、ルナティックスのメンバーと、妖怪の山FCのメンバーのみが取り残される。
中山「――終わったな」
鈴仙「ええ……なんとか」
チームメイトが各々に帰り支度を始める中、中山と鈴仙は二人で軽く談笑していた。
何となく、この試合の空気が勿体なく思えたのである。
鈴仙「今日は駄目だったなぁ……」
中山「はは、大丈夫さ。 俺もお互い様だったし―――何より、また次がある
(次がある、か…。――随分とぬるい言葉を言えるようになったな、俺は)」
中山はしょげかえる鈴仙を慰めながら、ふと、自分自身について考えを馳せていた。
中山「(……昔の俺は、出し惜しみをしなかった。 常に、今の瞬間こそが自分の最期の瞬間になるのだと、
そう考えていた。 ――今、俺は自ら切り開いたこの道に……浸かり過ぎてはいないだろうか)」
ルナティックスのメンバーとして、サッカーを始めて早数カ月。
中山はブランクを完全に解消し、更には新たな力を身につけて、
昔の自分を、もう少しで取り戻せる所にまで来ていた。
しかし一方で―――そこから、その『もう少し』が進まない。そんな苛立ちを抱えているのも事実だった。
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0ch BBS 2007-01-24