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【私のお小遣いは】鈴仙奮闘記10【53万です】
[906]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/10/10(木) 00:02:07 ID:4w1FiWDg
中山「(…だが、このチームでもう少し、恩返しをしていきたい、強い選手と戦いたいのは事実。
―――俺は、どうすれば……?)」
鈴仙「あ、あのー、中山さーん?」
何時の間にか俯きがちになっていた中山の様子に、鈴仙は思わず声を掛ける。
何かマズイ事言ったかなあ……鈴仙は内心ではあたふためいていたが。
鈴仙は見た。 中山の背後に、何かが飛んでくるのを。
ヒュ〜 ……ポテン…!
中山「むっ?」
その何かは、中山の背中に綺麗に当たり、跳ね返って地面に落ちる。
鈴仙が何かと拾い上げてみると……。
鈴仙「これは…? 『わさビーフ』……? 一体、何の袋かしら?」
少しだけ膨らんだ、アルミっぽい材質の袋をしげしげと眺めて訝しむ鈴仙だったが、
鈴仙が『わさビーフ』という単語を口にした途端――。
中山「な……何ッ!? わさビーフだと!?」
中山は驚いて鈴仙と、鈴仙の持つ袋を交互に眺めて……。
中山「(後ろ…? では、観客席に……!?)――すまん鈴仙さん! 俺は急用が出来た!
皆にそう伝えてくれっ! 大丈夫だ、札はあるし護身は問題ないっ!」
タッ!
鈴仙「あ――ああっ!? 中山さんっ!?」
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0ch BBS 2007-01-24