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【紅い満月】鈴仙奮闘記11【永遠の夜】


[42]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/12(土) 01:20:21 ID:???
〜回想シーン終了〜

中山「(――一体どこまでが俺の回想で、どこからが現実だったか)」

そして――『今』この瞬間。
中山はあの試合の時と同じように、低くなっていた自分の頭上を通り抜けるボールを見つめながら、
あの試合の時と同じような事を考えていた。

中山「(まあ、いいさ。 一年前も今も――俺は同じだ。 奇跡では無く――。
道を、自分の手で切り開く!!)はあああっ!!」

バアアッ!!

スライディングに行ってしまった以上、そう簡単にはヒールリフトへの対処は出来ない。
その為中山は瞬時に無理な姿勢から態勢を立て直し、反転。
前の時と同じく、必死にボールに食いつこうと地面を蹴ってボールに反応した。
森崎の放ったボールの浮きは、前の時よりもやや低い弾道であったため、
前の時と同じ程に跳躍出来た中山は、勝利を内心にて確信する。

中山「(よし! 行ける! …今の俺なら――森崎を止められる!)」

超モリサキは、そんな中山の様子を見て――。


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