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【紅い満月】鈴仙奮闘記11【永遠の夜】
[43]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/10/12(土) 01:21:23 ID:???
超モリサキ「バーカ」
悪態を付きながら、ニヤリと笑う。
中山は一瞬、超モリサキのその余裕の意味が理解できなかったが。
その意味は、コンマ数秒後に嫌でも理解させられた。
フワッ……ククッ! ――ポムッ…!
超モリサキ「へへへ、わりいな中山。 俺だって、あれから成長したんだ。 ――――お前と違って、な」
――超モリサキの放ったヒールリフトは、中学生の時の試合に比べて大きく進歩していた。
省35
[44]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/10/12(土) 01:26:49 ID:???
――と、言った所で時間も遅いですので今日の更新はここまでにしたいと思います。
>>36
中山さんがジャパンカップの中山状態、と言っていたのはこの展開が伏線だったりします。
ここから中山さんは真の中山さんになる……には、まだもう少し時間がかかりそうですが(汗)
>>37
情報提供ありがとうございます。
妖怪の山の天狗社会は高度な文明と強力な組織があるという設定がありましたので、
省10
[45]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/10/12(土) 23:59:17 ID:ao7BawPE
こんばんは。凄く遅くなりましたが更新します。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
中山「(……やはり、俺は甘かった…! 森崎は、俺よりも先を進んでいた…!)」
中山にとって、森崎は常に自分の先を進んでいた存在だった。
自分には思いつかないような発想で勝利をもぎ取り、
血のにじむような努力を重ね続けていく森崎に、中山は並び立ちたいと思っていた。
省36
[46]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/10/13(日) 00:03:03 ID:XAPLec82
…だが、今まで自分が信じて来た道を否定された上に嘲笑われても……中山は辛うじて折れなかった。
中山「………ああ、ありがとよ、森崎」
自分の伸び悩みの根源を直視した中山は、過去の自分の行為全てを後悔してしまいそうになるが。
それでも、そうする事の無為さを知っていた中山は、目に涙を溜めながらも辛うじて強がれた。
森崎「――ふ。 それでこそ俺の認めてやった男だぜ、中山」
森崎はそんな中山の強さを見て、傲慢ながらも、どこかほっとしたような表情を見せて微笑む。
省47
[47]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/10/13(日) 00:04:51 ID:XAPLec82
中山の内心にはまだ葛藤こそあったが、それでも大分持ち直したような様子を見ると。
森崎「ハハッ、ようやくかよ」
森崎はそこで一旦笑い、会話は自然と重い物から近辺の物へとシフトしていく。
チームの事、練習の事、そして―――今日の試合の事。
森崎は、今日の試合を振り返った上で、
森崎「ま、お前のチームもそこそこやる選手も居るしな。 あの―――」
印象に残った選手の名を一名挙げた。
弱者であったが故の、鋭い洞察力を備えた彼が見た、ある選手の脅威。
省33
[48]森崎名無しさん:2013/10/13(日) 00:05:01 ID:???
★ライバルフラグは立つのか!?→
ハートJ
★
[49]森崎名無しさん:2013/10/13(日) 00:05:49 ID:???
森崎の手羽先フラグが潰れた
[50]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/10/13(日) 00:54:51 ID:XAPLec82
★ライバルフラグは立つのか!?→ ハートJ ★
ハート→「パスカルだな。 Jr.ユース大会では正直目立たない奴だったが、今は少し違う気がする」
森崎が印象に残った人物。それは天才ディアスばりのド派手なプレーを見せた永琳でも無く、
守備に攻撃に活躍した妹紅でもなく。(そして今日の試合パッとしなかった鈴仙でもなく…)
森崎「パスカル…だったか? 俺はアイツとは対戦した事があったみたいなんだが」
中山「ふむ(パスカル……名すら覚えて貰えないとは何と哀れな……
省36
[51]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/10/13(日) 00:55:52 ID:XAPLec82
パスカルの練習を良く見て来た中山も、彼の成長については大いに納得できる所があり、
森崎に同意する。 しかし……森崎は更にこう繋げる。
森崎「だけどアレだな。 ……アイツ、それでもまだ地味だぜ」
中山「……?」
森崎「なんというか…FWの癖に攻めっ気が弱いというか、あくまでフォローに撤する事に拘りがあるというか。
必要に応じて積極的に出ているだけで、個人技を個人の為に使っていないというか。 そんな気がするな」
省46
[52]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/10/13(日) 00:56:56 ID:XAPLec82
魔理沙「おーい、森崎!」
そんな時に、森崎を箒…に吊り下げた籠でスタジアムまで送迎していた魔理沙が、
森崎と中山の会話の場を見つけたのか入りこんでくる。
森崎「…ん、悪いな。 つい旧友との会話が立て込んでいてしまって」
中山「申し訳ない」
中山は軽くその少女に会釈をして、自分もそそくさとその場を去っていく。
思えば、ルナティックスメンバーを放置して森崎と会話していたのだ。
鈴仙あたりが責任を取って私刑を食らっていたとすれば居た堪れない。
省33
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