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【紅い満月】鈴仙奮闘記11【永遠の夜】


[812]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/17(日) 16:46:56 ID:???
咲夜「美鈴は……言われなくても飛び出しているわね。
妖精メイド達も一緒に飛び出しなさい! 美鈴のフォローに回るのよ!
私は―――ここで身構えてねじ込みに備えるから!」

反町のシュートに対して、ディフェンスリーダーの咲夜はメイド達に指示を出し、
そのまま自分は飛び出した美鈴の代役としてカバーに備える。

咲夜「(美鈴の浴びせ蹴りだったら、恐らくは互角以上の勝負は可能な筈!
それならば、私はここでフォローに回り、反撃に備えるべきね)」

咲夜の期待通り、美鈴は先ほどの椛のシュートにも負けない勢いを付けて力強く飛翔。
これ以上は失点を許すまいとシュートに向かう反町ともども吹き飛ばさんと激しく跳びかかる。

反町「(美鈴さん、凄い勢いだ……! だけど、俺も負けていられない!
俺には、穣子や静葉さんの加護がついている! だから―――)うおおおおおおっ!
愛の力を舐めるなよぉおおおおおおおおおおおおっ!!」

バアアアアアン!! タッ――バッシイイイイイイイイイン!!

美鈴「えっ……!(も、もう一回飛んで―――一度跳ね返したボールをさらに叩き付けた!?)」

しかし、愛に生きる反町もまた、この試合にかける意気込みは大きかった。
特に前の永遠亭ルナティックスとの試合にて、穣子達が全力以上の力を発揮して
試合に臨んでいたにも関わらず、肝心の自分はFWにも関わらず無失点で、
特に際立った活躍も出来なかった事を、心の奥底では悔いていたのだ。


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