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【紅い満月】鈴仙奮闘記11【永遠の夜】
[801]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 11:54:47 ID:???
メイドE「は、はいっ! お願いしますッ!」
バシュウウウウッ!
実況「メイドE選手は、向かってくる天狗E選手に捕捉される一歩手前で再び中央へとパス!
スカーレットムーンズの司令塔・小悪魔選手にボールが渡ります! そしてぇ〜!」
小悪魔「(大丈夫。 パチュリー様と練習してきたみたいに―――)行きます!」
グワアッ!
はたて「ま――まずッ! カットに行かなくちゃ――文!」
省42
[802]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 11:55:47 ID:???
実況「あっ……ああ〜〜〜!? そして小悪魔選手の見事なパスは残された中盤をも
いとも容易く突破してしまい……バイタルエリア付近にてボールを確保します!」
静葉「(ここはブロックよりも、撃たせる前に取る方が勝機がある筈!)――穣子!」
穣子「ええ、お姉ちゃん! 次は私に任せて!」
ガシッ! バアアアアアアアアアアアアアアン!!
穣子「サッカーは……勝った芋が強芋よ〜〜〜!!??」
省30
[803]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 11:56:47 ID:???
レミリア「フラン、ここは私が決めるけれど良いかしら?」
フラン「むー……。 さっきボールくれたし別に良いよ」
にとり「ぐぬぬぬ……なーにが多様な攻撃手段だよ。 目の前で悠々と作戦会議なんかしちゃってさぁ。
耐久性を改良したこの『のびーるアーム・改』のサビになっちゃうかも知れないよ!」
河童C「(どうしてにとりは、あれだけ吹っ飛ばされたのに元気なんだろう…)」ヒソヒソ
省44
[804]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 11:57:57 ID:???
フランドールの放った495年の波紋には及ばぬものの、
それでも小さな太陽のように輝き燃えるシュートの推進力はまさに一流。
そしてその圧倒的な実力差を体現するように…
河童A「だ、ダイビングブロックよ! ――って、ぎゃあああああ!?」バギュウウウン!!
河童C「か、河童Aがまるで紙きれのように! って、うわぁあああああああああ!?」ドゴオオオオン!!
ジャンプしてブロックに向かった河童A、河童Cをそれぞれ地面に惨たらしく叩きつける。
省45
[805]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 11:59:19 ID:???
すみませんが、一旦ここまでです。
試合展開が長くて申し訳ございませんが、多分今日中には終わる…と思います(汗)
それでは、一旦失礼致します。
[806]森崎名無しさん:2013/11/17(日) 14:21:18 ID:???
乙です
妖怪の山は結構お気に入りだから活躍してくれて嬉しいです。
エースなしでも渡り合えるチームってのは燃えるね。
…まぁ、反町くんが盛大に吹き飛ばされるフラグをたてたわけですが
[807]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 16:40:14 ID:???
>>806
乙ありがとうございます。
チームをお気に入りと言って下さるのはやはり作者として嬉しいですし、
書いていて良かったと思えますね、ありがとうございます。
やはり敵となるスカーレットムーンズの強さを描写していきたいですが…
そのためにも、妖怪の山FCの皆さんには極力善戦して頂きたいと思っています。
反町くんはもうちょっとは活躍するので大丈夫です(汗)
[808]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 16:41:22 ID:???
実況「ご…ゴ〜〜〜〜ル!! 紅魔スカーレットムーンズ、今度は個人技に加えて
組織的なチームワークの高さも見せつけました〜!
レミリア選手とフラン選手を封じ込めても、中盤の選手がしっかりとフォローに向かえる!
こうなると、今までチーム力の強さを標榜してきた妖怪の山FCは、
精神的にもかなり苦しいのではないでしょうか〜!?」
観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」「流石はレミリア様だ!」
省67
[809]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 16:42:23 ID:???
ピィイイイイイイイイッ!!
実況「さあ! 妖怪の山FCのキックオフで試合再開です!
前半も残り僅かとなり、互いにこれが最後の攻防となりそうな場面ではたて選手にボールが渡る! そして――」
はたて「(――時間稼ぎは、この残り時間では却って悪手。 だったら…)椛、文! 天狗トリオで中央突破行くわ」
椛「了解です! はたて様!」
射命丸「如何に上手いゲームメイクが出来ても、こうした連携はウチ等の専売特許ですよ!」
バシッ! バシッ! バシッ!!
省38
[810]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 16:43:30 ID:???
小悪魔「れ、レミリア様の動きでも尚、ボールを捉えきれないなんて!
でも大丈夫、ここで私がまたトップスピンパスでフランお嬢様に繋げば―――」
そうして弾かれたボールは小悪魔が運良くフォローするが……
しかし、それは彼女にとってある意味運悪く「厄い」事実だった。
ゴオッ………ゾクッ!
小悪魔「――って、何だか嫌な予感が……!」
雛「悪いけれど、これ以上進むというのなら――容赦はしない! 創符…ペインフロー!」
省53
[811]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 16:45:37 ID:???
彼女の主人と当主は、その判断を高く評価する。彼女達は小悪魔が容易にボールを通す事による失点のリスクと、
小悪魔が負傷する事による突破力の減退とを比較し、
攻撃的チームである自分達にとっては後者が重要であると考えていた。
雛「(これは…絶好のチャンス! ここは必ずモノにしなくては―――!)」
ボールを奪う事に成功した雛は、中盤に残る射命丸の代理として左サイドを駆け上がり――。
雛「……反町君、決めてッ!」
バシュウウウウウウウン!!
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0ch BBS 2007-01-24