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1- レス

【かつて見た】俺inキャプ森3【栄光の道】


[224]森末(仮):2013/11/05(火) 01:15:04 ID:???
お互いの間にボールを浮かせ、それに向かって同時に駆けながらシュートに向かった板野と松山。
それは3回戦、花輪中学の立花兄弟が見せたツインシュートと瓜二つだったのだが……。
板野と松山のキック力から放たれたそれは、立花兄弟のそれをはるかに上回る速度と回転、
そして威力を伴って射出され、壁にあたると同時にパンクをして地面に落ちていく。

板野「はぁ、はぁ……で、出来た……ツインシュートが、俺達にも……」
松山「板野と俺が……俺達が、撃てたのか……」

ぶっつけ本番に近い、お互い合図も何も出していないにも関わらず、
まるでそれが自然かのように同時にシュートに向かった2人。
プレイ中は無我夢中だった為に気づかなかったが、
ワンツーリターンからツインシュートまでの流れは正に芸術的な域のコンビプレイだったと言え、
まさか自分たちがそのような大それた事をしたのかと思わず頬を抓りたくなる心境になる。

だが、これは嘘ではないのだ。
目の前にあるパンクしたボール、そして自分たちを驚きの眼差しで見つめるふらのメンバーの視線が何よりも真実であると告げている。

松山「…………板野」
板野「松山……」

しばらく呆然としていた板野だったが、松山は板野よりも先に我に返ったのか、
どこか晴れ晴れとしたような笑みを浮かべながら尻もちをついている板野を立たせると、
その右手を差し出し握手を求めた。

松山「………………」
板野「………………」


0ch BBS 2007-01-24