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【かつて見た】俺inキャプ森3【栄光の道】


[238]森末(仮):2013/11/05(火) 02:12:28 ID:???
一同は一体何事かと顔を見合わせて疑問に思うのだが、板野だけは唯一それが何かを知っている。
原作では松山光のトレードマークとなり、そして本編では悲劇の象徴ともされているアイテム。

監督「どうしたんだ、マネージャー?」
町田「実は美子、みんなにハチマキを作ってきたんです」
ふらのメンバー「「「ハチマキ!?」」」
板野「(やっぱり! そっか、確か本編でも原作でもハチマキは準決勝で渡すんだった!)」

照れたように、伏し目がちに周囲の反応を見守る藤沢に、何故かドヤ顔の町田。
ふらのメンバーはそんなものを渡されてもどうしたものか、とやはり迷うような表情を見せるのだが、
ここで動いたのはキャプテンの松山である。

藤沢「でも、どのチームもハチマキなんかしてないから……」
松山「どれ、見せてみろよ」
藤沢「あっ」

やはり遠慮がちにハチマキを隠そうとする藤沢から、半ば強引に袋を取り、中身を取り出す。
中からは純白のハチマキが計12枚、サブメンバーである中川の分も含めたものが揃っていた。

松山「へ〜っ、これだけ作るんじゃ大変だったろう。
   ……藤沢は、この大会が終わったらアメリカに転校するんだよな?」
藤沢「ええ……」
松山「そうか……」

手の中にあるハチマキと、物憂げな表情の藤沢とを交互に見ながら、何かを思案する様子の松山。
そのまましばらく、俯く藤沢をじっと見つめる松山というなんとも誰もが近寄りがたい空気が流れるのだが……。

板野「(ど、どうしよう? 何か口を挟もうかな?)」


0ch BBS 2007-01-24