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1- レス

【かつて見た】俺inキャプ森3【栄光の道】


[653]森末(仮):2014/02/26(水) 00:17:30 ID:???
こうして観客席で寸劇が行われている最中、フィールドではゴール前にふらのメンバーが集まっていた。
ゴールを決められた加藤はがっくりと肩を落として地面に手をつき、
ブロックに入った松田、佐瀬の2人は居心地悪そうにしながら暗い表情で声を振り絞る。

松田「す、すまないみんな……絶対にやれない1点だったのに……」
佐瀬「俺達がもう少し早くコースに入れていれば……(とでも言っておけば)」
本田「いや、松田達のせいじゃないよ(と返さざるを得ない)」
若松「そうだな、うまくキャプテンをかわされちゃったし、そういう意味でも相手が一枚上手だった」

得点を決められた際にゴール前にいた者達は酷く申し訳ないような口調で謝罪の言葉を並べるも、
他の者達も特に責める訳ではなく、
暗に松山がいないなら点を奪われても仕方ないと言いそっと責任の所在を余所へとぶん投げる事に成功をする。
正にいつも通りのふらのメンバーであり、なんとか責任を逃れた彼らは次に時計へと目をやると、
やはり暗い表情をしながら言葉を続ける。

山室「キャプテン……」
金田「もう残り時間も少ない……東邦はやっぱり強いよ。
   これだけ攻めても点が取れないし、逆に奪われちまった……」
小田「くそっ、やっぱり俺が不慣れな位置にいる分、隙を突かれてるのかな……」

口々に出てきたのは、もはや諦めてしまったかのような言葉である。
実際問題、彼らとしては優勝というものに然程の興味がある訳ではなく、ここまで来ただけでも十分。
客観的に見てもここから逆転をするのは難しく、炎天下の中でこれ以上激しく動き回るのも後免である以上、
もはや早々に諦めてしまい試合を流したくなるというのは当然の考えであったと言えよう。


0ch BBS 2007-01-24