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【かつて見た】俺inキャプ森3【栄光の道】


[922]森末(仮):2014/03/03(月) 22:57:00 ID:???
その時、この外伝の管理者を"自称"する生物――森末は浅く目を瞑りながらため息を吐いた。
試合に熱中をしていて自分に気づかない観客たちは、沢田がゴールを決めた事で歓声を上げる。
0−3。
PK戦としてはあまりにも差が付きすぎたこの結果を受けて、
彼らが3連続でゴールを守り切った守護神――若島津健を称賛するのは無理からぬ事だろう。

森末「(だけど駄目だ。 板野には優勝をしてもらわねければならない。
    申し訳ないけれど、この結果は"リセット"させてもらうよ)」

神がかり的なセービングを見せた若島津には悪いが、
さりとて森末としてもここでこのまま板野を敗退させる事が出来ない事情がある。

板野をこの世界に呼び込む前、丁度森末が板野と接触を図った時に課した指令。
主人公が本編で行った大きな事変を、板野もまた同様に行うという事。
それを実行させる責務が、森末にはあった。

『全国中学生サッカー大会優勝』『ジュニアユース大会優勝』『ワールドユース大会優勝』

それら全てを板野に達成させる事こそが、森末の管理者としての義務なのである。

森末「(PK戦は運だ。 繰り返していれば必ず勝てる。
    さぁ板野、もう一度やり直すんだ……次こそ勝つんだぞ)」

フィールドで項垂れ涙を流す主人公を見つめながら、森末はそっと小さな手に隠し持ったボタンを押すのだった。

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0ch BBS 2007-01-24