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【伝説の】Another-CU_9【継承者】


[937]アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/08/07(木) 12:32:43 ID:???

《極めて近く限りなく遠い世界/紅魔館》

 湖を覆っていた霧が完全に晴れ渡った。
 それは同時に陽が麓まで落ち切った、今日の日はさようならと歌われる時刻になった事を示す。
 一般的な伝承の通りならば、夜行性の吸血鬼が起きて活動を始める時間帯だ。

 だが紅魔館の主人であるレミリア・スカーレットの行動は人間の常識と違う。
 彼女はどちらかと言えば昼間起きっぱなしだ。
 日光に当たれば灰になるが、それは長時間日光浴でもすればの話だ。
 日中に日傘を差して散歩なんて事も平気でする。

 そして基本的に夜は寝る。
 早寝早起き、子供のように健康的な生活リズムを保っている。
 だから陽が落ちればお腹を空かせ、夕飯の配膳を待つのが当然の日常なのだ。

レミリア「…わざわざそんなタイミングで訪ねてくるのは何か理由があるのかしら?
      幾ら私が慈悲深い吸血鬼でも、空腹とあらば気も立ち易くなるのだけど?」 グー

 スキマを抜けて参上した紫に対し、レミリアはそう言って難癖をつけた。
 だがこんなんのはいつもの事だ、紫は溜め息をつく必要すらなく口を開いた。

紫「だって貴女、夕餉を済ませたら眠くなっちゃうじゃないの。」

レミリア「ならもっと早い時間に来れば良いのよ、馬鹿なの?」

紫「昼に行けばやれ散歩中、やれティータイム… いつ訪ねたって貴女は怒るじゃない?」


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