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【前略】鈴仙奮闘記19【向日葵仮面より】
[737]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/08/03(日) 21:30:57 ID:???
紫「これまでの異変で、貴女がそこまで真剣に弾幕について考えてる様子を見たことが無かったから。
……貴女が、何か悪い影響を受けてないか気になっただけよ」
霊夢「……それは無いし、そもそも私はこれまでも、異変が起きたときは私なりに色々考えてたわよ。
それが紫達には見えづらかっただけで」
霊夢はあくまで不機嫌さを保ち続ける。
しかしその態度が紫にとっては好ましい態度だったらしい。紫は更に続けた。
紫「……もう一度、おさらいをした方が良いわね。 今回の異変について」
霊夢「…………」
この期に及んで、自分の態度が紫にとって何の害を為す事も出来ぬと悟ってか。
霊夢は黙って紫の長話に耳を傾ける。
紫「――良い事? 今回の異変は、確かに凶悪で強大な大妖怪の仕業でも無ければ、
強固な土台を持った新勢力の侵攻などでも無い。
更に言えば、この異変の発生源は特定の個人ではあるが、個人を叩いて済む問題ではない。
何故なら、異変を起こす為の要素は凶悪な感染症の如く、様々な人妖を介して、
際限無く増殖を繰り返す代物なのだから」
霊夢「――『努力』という概念。
更に言えば、『努力により、人はより上位の存在をも打ち倒せる』という新たな幻想。
これの流入こそが、今幻想郷が直面している異変なんでしょう? 知ってるわ、何度も聞いてる」
……黙っていると言った矢先だったが、霊夢は繰り返し聞かされる紫の題目に辟易とし、
つい苛々しげに口を挟んでしまう。
紫「……そう。 貴女の知る通り、幻想郷というのはとてもとても危ういバランスで成り立っている。
それはもう、今こうして私達の存在があるという事が奇跡と思える程に。
そして……そのバランスというのは、我々妖怪が、形式的にとは言え、人間を支配する事で成り立ってきた」
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0ch BBS 2007-01-24