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1- レス

【燃えて】キャプテン森崎47【ヒーロー】


[300]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/13(水) 09:21:28 ID:YjRW+Zv6
コインブラ「(バカな…そんなバカな…俺が、俺がスタミナ切れで、負けるだと…!)」

ダダダダッ!!

コインブラは否定したかった。だが出来なかった。
長年のストリートサッカーで鍛えた彼の眼力は彼自身にも当然及ぶ。
何度考え直しても答えは変わらない。今マッハシュートを撃っても失敗するだけだと。

コインブラ「(ならば…前転シュート…一対一…ダメだ!モリサキは休む時間があった! 省36

[301]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/13(水) 09:22:33 ID:YjRW+Zv6
放送「あ、あ、あーーーーっ!?こ、これはどうした事でしょうかーーーーーっ!!
コインブラくんが、立ち止まっている!?ゴールを前にして、動かなくなった!?
ケガ、ケガなのでしょうか!まさかここに来て、ケガで動けない!?」

観客『#&@^@%#$$@#@#$$#%(*%#@$!@$%@$#^*!!!!』

パニック状態の実況の声も、人間の言葉と認識できないレベルの騒音となった観客の悲鳴も彼には届かない。
省26

[302]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/13(水) 09:23:43 ID:YjRW+Zv6
【分岐】capmoriにて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★コインブラ ドリブル (!card) 76+(!dice + !dice)=★
★赤井 タックル (!card) 74+(!dice + !dice)+(人数補正+1)=★ 省36

[303]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/13(水) 13:34:32 ID:YjRW+Zv6
★コインブラ ドリブル ( ダイヤ2 ) 76+( 3 + 2 )+(超高速ドリブル+5)=86★
★赤井 タックル ( ハートA ) 74+( 2 + 1 )+(人数補正+1)+(クリムゾンタックル+2)=80★ *吹っ飛び*
★早田 タックル ( ダイヤ5 ) 75+( 1 + 3 )+(人数補正+1)+(カミソリタックル+2)=82★ *吹っ飛び*
★若林 タックル ( ハートA ) 72+( 3 + 2 )+(人数補正+1)=78★ *吹っ飛び*

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】≧2→コインブラ、ボールキープ成功。 省52

[304]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/13(水) 13:35:49 ID:YjRW+Zv6
だがダイヤを磨くのにはダイヤが必要である。それなのに周りには宝石の粒すら乏しかった。
結果監督もコーチも彼を特別扱いせざるを得なくなり、当時のチームはワンマンチームと言う表現すら
生易しい程コインブラによるコインブラの為のコインブラのチームと化していた。彼が望む望まざるに関わらず。

だが如何にスーパーエースと言えど彼の居ない所でボールを回されてはどうにもならないのがサッカーだ。 省59

[305]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/13(水) 13:37:10 ID:YjRW+Zv6
カルロス「ちょっとでいいんだ、ちょっとで!お前のボール貸してくれ!」

コインブラ「はぁ?」

彼は田舎から片道分のバス代のみ握りしめてやってきた少年だった。
不退転の覚悟でフラメンゴの入団テストに挑み、栄光と札束と未来を掴み取ろうとしていた。

カルロス「お願いだ、早くボールに慣れないと落ちちゃうんだ、そしたら帰れなくて…!」

コインブラ「お、おい、何言っているか分からないぞ。順番に説明しろよ!」

カルロス「す、すまない。実は…」
省30

[306]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/13(水) 13:38:17 ID:YjRW+Zv6
カルロス「よっ、ほっ、はっ」

コインブラ「(あれ?どんどん上手くなってきているぞこいつ…)」

そしてカルロスは最初の数分間の苦闘の後、みるみる上達し見事なリフティングが出来る様になっていた。
周囲の同年代の子供達が皆下手で無気力だったのに慣れていたコインブラには新鮮な光景だった。

コインブラ「リフティングもいいが、それだけじゃ駄目だぜ。ほら、ドリブルを仕掛けてみな」

カルロス「おっ、言ったな。いくぞー、分身ドリブル!」
省28

[307]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/13(水) 13:39:21 ID:YjRW+Zv6
カルロス「ん?どうしたんだ?お前、フラメンゴ所属だろ?」

コインブラ「(…こいつと一緒なら…こいつと同じチームなら…)あ、ああ、そうだよ」

カルロス「だよな!…って、そういえば名前、なんだっけ?俺、カルロス」

コインブラ「俺は…アーサーって呼んでくれ」

コインブラはこの時初めて父が彼につけた愛称を名乗った。彼が同年代の少年とサッカーを楽しめたのは初めてだった。

カルロス「よっしゃ、アーサー!な、な、今度はツインシュート、やってみないか?」
省23

[308]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/13(水) 13:41:26 ID:YjRW+Zv6
カルロス「…ごめん。俺、もう行かなくちゃ…」

コインブラ「…そうか。じゃあ、午後のテスト頑張れよ。絶対受かれよ!そのボールやるから、ギリギリまで練習していな」

カルロス「マジ!?…分かった、絶対受かるからな!一緒のチームでプレイしようぜ!
それで、今度こそツインシュートをやってみよう!きっと世界最強のシュートになるぜ!」

コインブラ「ああ!約束だ!」

カルロス「約束だぞー!破るなよー!」
省40

[309]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/13(水) 13:43:02 ID:YjRW+Zv6
カッ!

コインブラ「…渡さん!このボールは絶対に渡さん!!」

ギュィイイイイッ!
ヒュウウッ!

ドガガガガガッ!!

赤井・早田・若林『ぐぉうわぁあああああああ!!!』

超モリサキ「なにィ、さっきまでボーゼンとしていた筈…」

ゾクゥウッ!!

超モリサキ「!!!!」

カルロスの声で目覚めたコインブラが目を見開きDF達を吹き飛ばした瞬間、超モリサキはあの感覚を感じた。

超絶なシュートで己の全てが脅かされるあの感覚を。
省4

[310]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/13(水) 13:46:19 ID:YjRW+Zv6
.     放送「コインブラくん尚もボールキープに成功ぉおお!しかしシュートはまだ…おおっ?」

.                      ポコッ。

.        カルロス「(8年間待ち続けたぞ…あの約束を果たすのを!)」

.       コインブラ「(あの時撃てなかったツインシュートを…今、同じチームで…!)」

ダダダダッ!                                        ダダダダッ!
省50


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