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1- レス

【燃えて】キャプテン森崎47【ヒーロー】


[69]2 ◆vD5srW.8hU :2014/11/05(水) 01:38:12 ID:zDP0ALqc
放送「ゴーーーーール!!ゴールゴールゴールゴォオオオオオオオオオオオオオルゥウウウウウ!!!
後半21分、トニーニョくんのドライブパスからザガロくんのエリアルダブルイールが大炸裂!
ザガロくんの今大会8回目のゴールは値千金以上の大逆転ゴールとなりましたァアアアアア!!!」

ゥウワァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!

観客「いよっしゃーーーーー!!!」「やった!逆転だ!やっ「これだよ、これを待っていたんだ!!」 省63

[70]2 ◆vD5srW.8hU :2014/11/05(水) 01:39:30 ID:zDP0ALqc
長野「お、おいおい…な、なんでこんなにあっさり…」

岩見「…酷過ぎる。だけどこれが、ブラジルの力なのか…?」

小田「あ、あわわわわ…そんな…森崎達が負けるのか…?」

早苗「…翼くん…」

僅か10分以内に天国から地獄へ突き落された日本側の応援団は心臓を氷漬けにされたかの様に感じていた。
あのブラジルに日本が勝てる!そんな希望がつい20分前まで実在していたのに、それは今や幻の様だった。
省53

[71]2 ◆vD5srW.8hU :2014/11/05(水) 01:42:28 ID:zDP0ALqc
ザガロ「カーハッハッハッハ!これで一番デカい魚を貰ったぜ!!」

ディウセウ「いやーナイスシューだザガロ!おめえやったじゃねえか!」

ブラジル側は当然大喜びである。得意満面で高笑いするザガロを取り囲むチームメイト達は誰もが喜びを隠さなかった。

トニーニョ「ナイスゴールだザガロ。これでお前の力は認められるだろう」

ネイ「俺達の活躍もあっての事だけどな!」

ザガロ「ふん、だったらこの先も俺様にパスを貢げ。アシストを恵んでやるぜ」
省34

[72]2 ◆vD5srW.8hU :2014/11/06(木) 01:03:39 ID:GMye4i7Y
若林「(…馬鹿な。俺は、今のシュートすら止められないのか?)」

失点を食い止められなかったGKとDF達の心は張り裂けそうだった。

中里「(何がスポーツ忍者だ…何が里の復興だ…拙者は、拙者は…)」

前半をリードで終えた後でこの体たらくでは彼らの責任は火を見るよりも明らか。

早田「(チクショウ…チクショウ…弱点を克服できないのが悪いって事なのか…)」

活躍出来ていない自覚がある選手の場合はそれは尚の事。
省40

[73]2 ◆vD5srW.8hU :2014/11/06(木) 01:05:35 ID:GMye4i7Y
日向「(こんな…こんな…こんな馬鹿な!こんな無様に一方的にやられる事が…!)」

誰か一人のミスならまだ良かった。あるいは無謀な作戦の結果こうなったのならまだ修正出来た。

翼「(疑い様もない。完全に実力で上回られた…それもチーム全体で…)」

だがこれは全員の意思が一つになった上で取った作戦で、誰も何も出来なかった事による結果なのだ。

超モリサキ「(ウソだろ…俺がチームを立て直した筈なのに、こんな一瞬で…)」
省55

[74]2 ◆vD5srW.8hU :2014/11/07(金) 00:30:39 ID:m0zDp0Cg
それは、ドイツの若き皇帝カール・ハインツ・シュナイダーから始まった。

パンッ。パンッ。

シュナイダー「ジャーパーン!ジャーパーン!」

ドイツメンバー「ん?シュナイダー?」「何やってんだ…」

日本の国名を叫びながらの手拍子。簡素な応援だったが、彼がこんな事をするのは極めて珍しい…
と言うよりなじみ深いドイツユースの面々の誰もが見た事はなかった。

フライハイト「…日本が負ける所を見たくない、か?」
省35

[75]2 ◆vD5srW.8hU :2014/11/07(金) 00:33:50 ID:m0zDp0Cg
ポブルセン「ケッ、馬鹿どもが」

メッツァ「ちょっとちょっと、こんな所とタイミングで日本を応援なんかしたら…!」

誰もがシュナイダーに続いた訳ではない。日本嫌いを公言し憚らないポブルセンは当然やらなかったし、
メッツァはブラジルホームでブラジルが逆転した歓喜に沸いている時にこんな事をすればどうなるかを予想し恐れ戦いていた。

観客「あん?なんだこの声は?」「誰だ!日本を応援なんかしてやがるのは!」「あいつらだ!ドイツユースの奴らだ!」 省43

[76]2 ◆vD5srW.8hU :2014/11/07(金) 00:35:29 ID:m0zDp0Cg
ドイツメンバー『ジャーパーン!ジャーパーン!ジャーパーン!』

パンッ。パンッ。パンッ。

ドイツユースの数人が手拍子で応援していた所でそれが湧き上がる大観衆の歓声をかきのけて全日本ユースに届く訳ではない。

ヘルナンデス「あれ…あっちは…ドイツユースか?」

ストラット「日本を応援しているのか…」

ジェンティーレ「そういえばドイツの連中は日本と仲が良かったな…」
省45

[77]2 ◆vD5srW.8hU :2014/11/07(金) 00:37:00 ID:m0zDp0Cg
ドイツユースにイタリアユースが続いた事で他の国々の選手も立ち上がり始めた。



ディアス「ジャーパーン♪ジャーパーン♪」

ミューラー「…お前、何時の間に。と言うか何故ここに来た?」

ディアス「だって俺ブラジルの恨み買いやすい立場だし?ここにいりゃお前が壁になってくれるだろ?」

ミューラー「…呆れる気にもなれん」



ピエール「ミサキ、頑張れ!サッカーの素晴らしさを忘れるな!ジャーパーン!ジャーパーン!」
省17

[78]2 ◆vD5srW.8hU :2014/11/07(金) 00:38:30 ID:m0zDp0Cg
肖「まだだ、こんな所で諦めては良い竜は見れないぞ!ジャーパーン!ジャーパーン!」

呉「だからそんなモノが見えるのは最初からお前だけだって…ジャーパーン!ジャーパーン!」

李邦内「横浜育ちのよしみだ!応援しよう、邦坤!ジャーパーン!ジャーパーン!」

李邦坤「アジアサッカーの更なる発展の為にもな!ジャーパーン!ジャーパーン!」

陸「精々頑張って珍が高く買われる確率を上げてくれアル。ジャーパーン。ジャーパーン」


省28

[79]2 ◆vD5srW.8hU :2014/11/07(金) 00:39:56 ID:m0zDp0Cg
ロリマー「…どうしよう?」

ロブソン「日本とは特に縁がないしな…俺達は中立でいいんじゃないか」

だが彼らの応援は少しずつ大きくなり、観客席のブラジル人以外を味方にし始めた。
そしてなにより勇気づけられた者達が居た。

片桐「こ、これは…」

陽子「今まで戦ってきた相手が…!」

賀茂「…イキな事してくれるじゃねえか」

数少ない日本の応援団である。
省28


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0ch BBS 2007-01-24