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1- レス

【燃えて】キャプテン森崎47【ヒーロー】


[74]2 ◆vD5srW.8hU :2014/11/07(金) 00:30:39 ID:m0zDp0Cg
それは、ドイツの若き皇帝カール・ハインツ・シュナイダーから始まった。

パンッ。パンッ。

シュナイダー「ジャーパーン!ジャーパーン!」

ドイツメンバー「ん?シュナイダー?」「何やってんだ…」

日本の国名を叫びながらの手拍子。簡素な応援だったが、彼がこんな事をするのは極めて珍しい…
と言うよりなじみ深いドイツユースの面々の誰もが見た事はなかった。

フライハイト「…日本が負ける所を見たくない、か?」
省35

[75]2 ◆vD5srW.8hU :2014/11/07(金) 00:33:50 ID:m0zDp0Cg
ポブルセン「ケッ、馬鹿どもが」

メッツァ「ちょっとちょっと、こんな所とタイミングで日本を応援なんかしたら…!」

誰もがシュナイダーに続いた訳ではない。日本嫌いを公言し憚らないポブルセンは当然やらなかったし、
メッツァはブラジルホームでブラジルが逆転した歓喜に沸いている時にこんな事をすればどうなるかを予想し恐れ戦いていた。

観客「あん?なんだこの声は?」「誰だ!日本を応援なんかしてやがるのは!」「あいつらだ!ドイツユースの奴らだ!」 省43

[76]2 ◆vD5srW.8hU :2014/11/07(金) 00:35:29 ID:m0zDp0Cg
ドイツメンバー『ジャーパーン!ジャーパーン!ジャーパーン!』

パンッ。パンッ。パンッ。

ドイツユースの数人が手拍子で応援していた所でそれが湧き上がる大観衆の歓声をかきのけて全日本ユースに届く訳ではない。

ヘルナンデス「あれ…あっちは…ドイツユースか?」

ストラット「日本を応援しているのか…」

ジェンティーレ「そういえばドイツの連中は日本と仲が良かったな…」
省45

[77]2 ◆vD5srW.8hU :2014/11/07(金) 00:37:00 ID:m0zDp0Cg
ドイツユースにイタリアユースが続いた事で他の国々の選手も立ち上がり始めた。



ディアス「ジャーパーン♪ジャーパーン♪」

ミューラー「…お前、何時の間に。と言うか何故ここに来た?」

ディアス「だって俺ブラジルの恨み買いやすい立場だし?ここにいりゃお前が壁になってくれるだろ?」

ミューラー「…呆れる気にもなれん」



ピエール「ミサキ、頑張れ!サッカーの素晴らしさを忘れるな!ジャーパーン!ジャーパーン!」
省17

[78]2 ◆vD5srW.8hU :2014/11/07(金) 00:38:30 ID:m0zDp0Cg
肖「まだだ、こんな所で諦めては良い竜は見れないぞ!ジャーパーン!ジャーパーン!」

呉「だからそんなモノが見えるのは最初からお前だけだって…ジャーパーン!ジャーパーン!」

李邦内「横浜育ちのよしみだ!応援しよう、邦坤!ジャーパーン!ジャーパーン!」

李邦坤「アジアサッカーの更なる発展の為にもな!ジャーパーン!ジャーパーン!」

陸「精々頑張って珍が高く買われる確率を上げてくれアル。ジャーパーン。ジャーパーン」


省28

[79]2 ◆vD5srW.8hU :2014/11/07(金) 00:39:56 ID:m0zDp0Cg
ロリマー「…どうしよう?」

ロブソン「日本とは特に縁がないしな…俺達は中立でいいんじゃないか」

だが彼らの応援は少しずつ大きくなり、観客席のブラジル人以外を味方にし始めた。
そしてなにより勇気づけられた者達が居た。

片桐「こ、これは…」

陽子「今まで戦ってきた相手が…!」

賀茂「…イキな事してくれるじゃねえか」

数少ない日本の応援団である。
省28

[80]2 ◆vD5srW.8hU :2014/11/13(木) 00:29:25 ID:bkuoD94Y
この時超モリサキがどんな精神状態にあったかは誰も分からない。
彼自身が後日インタビューされて「頭が真っ白になっていた事しか思い出せない」と答えたのだ。

コインブラと言う巨大な個に前半に築き上げた物全てを覆され、
それでも諦めずに最も現実的に思えた作戦を実行しようとしたら、
その作戦のミスや弱点を突かれたのではなく実力で押し負けた。
それも今度は個人技ではなくチーム力でだ。
省42

[81]2 ◆vD5srW.8hU :2014/11/13(木) 00:31:50 ID:bkuoD94Y
放送「お、おおおっ?ここで日本のサポーターが苦境に陥った全日本ユースに必死な声援を…
いえ!これは!なんとドイツやイタリアなど、日本サイドに座っている他チームの選手達も応援に加わっています!
日本人が応援しているのは当然として、敗れて行ったライバル達はもっと良い試合が見たいと言う事でしょうか?」



オワイラン「(頑張ってくれ、日本の皆!僕は君たちにアジアサッカーの未来と誇りを託したんだ! 省56

[82]2 ◆vD5srW.8hU :2014/11/13(木) 00:33:21 ID:bkuoD94Y
シュナイダー「(サッカーは非情だ。勝者が強いだけだ。ブラジルが勝てばブラジルが強い、ただそれだけだ。
だがそれを決められるのはホイッスルと、それが鳴った時点でのスコアでありそれ以前の全ては通過点に過ぎない!
俺を熱くさせる不屈の反骨精神で最後までもがいてみせろ。それが出来なければお前たちは負ける資格すらない!)」



陽子「(有三…今、あなたの前にかつてない程最強の敵が居るわ。このブラジルユースに勝てれば 省44

[83]2 ◆vD5srW.8hU :2014/11/13(木) 00:35:24 ID:bkuoD94Y
A まだ一点差だとゲキを飛ばし喝を入れ直す。
B ブラジルユースを挑発して喧嘩を売る。
C 仲間全員を大声で罵倒して怒らせる。
D あえて自分の作戦ミスだったと言い謝る。
E 現状を冷静に分析し皆の意見を募る。

      capmoriにて
            ☆2014/11/13 20:00:00☆ から投票期間を設けます。
    そこから  15  票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は 省4

[84]2 ◆vD5srW.8hU :2014/11/26(水) 18:53:02 ID:fcaMkjgc
>E 現状を冷静に分析し皆の意見を募る。

超モリサキ「さて。残り時間は25分程度。そこでいきなり逆転されちまった…
馬鹿馬鹿しいぜ、全く。前半はリードしていたって言うのによォ」

中山「面目ない。何も出来なかった…」

超モリサキ「ああ、何も出来なかった。誰もな。よって誰かの失態って訳じゃない。
まずこれが一つ、重要なポイントだ。どいつもこいつもクヨクヨしている暇はないぞ」

早田「…うん、そうだな。だけどここからどうするんだ?」
省27


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