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1- レス

【異変暗躍】ご愁傷様若林くん10【幻想郷】


[101]ご愁傷様若林くん ◆Rp5TKKycRI :2015/01/25(日) 13:31:42 ID:???
レミリア「ボールばかり見ている!!!」ガッ

マーガス「なっ!」

レミリア「おまえにボールなんかに!!!」バッ!

マーガス「(ボールが動かない!?勢いよく蹴りこんだのに!?)」

マーガスの足は明確にボールを捉えている感触は残るのに事象が追いつかない。
投げ出した体はボールがクッションの様に勢いを抑えガッチリ受け止めていた。
マーガスは起こった事象理解に追いつかず驚愕が抑えられなかった。

レミリア「―――とれっこないんだよぉ!!!!」
省35

[102]ご愁傷様若林くん ◆Rp5TKKycRI :2015/01/25(日) 13:34:20 ID:???
レミリア「(―――抜けた?拍子抜けね)」

シェスター「そこだ!」

レミリア「!?」

シェスターは敢えてレミリアを抜かせて足を差し込んで崩そうとした。
もしいつもの選手ならばシェスターの足に引っ掛かり転倒したに違いない。
だがレミリアスカーレットはパワー自慢だけの並の選手ではなかった

レミリア「でもね……」キュッ!

シェスター「(直前で足を止めた、まさか!)」

レミリア「それっ!」
省7

[103]ご愁傷様若林くん ◆Rp5TKKycRI :2015/01/25(日) 15:18:48 ID:ItItmeuI
レミリア「これで終わりよ!見せてあげるわ」



          『マスター・オブ・レッドサン』

         ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッ!!!


マーガス「これは……」


     


シェスター「――――――間違いない……シュナイダーのファイヤーショットだ」

★シュート派生→! card★

先着1名様
!とcardの間のスペースを消してコピペしてください
省11

[104]森崎名無しさん:2015/01/25(日) 15:26:10 ID:???
★シュート派生→ クラブJ

[105]ご愁傷様若林くん ◆Rp5TKKycRI :2015/01/29(木) 23:21:52 ID:???

★シュート派生→ クラブJ ★
スペード・クラブ→弾丸の如くボールは突貫し壁に突き刺さった。

レミリア「ハァァァッ!」バッ!


ギュウウウウウウオオオオオオオオオオッ!!

パリィンッッ!!ズズガガガガッ!シュルルルルッッ!


レミリアの右足から放たれたボールは弾丸の如く超速度で空を切る。
部屋の壁を貫き、外にある城壁にめり込んで漸くボールが勢いがなくなった。
その場で倒れていたシェスターとマーガスは視線を合わせて一つ頷く。
省12

[106]ご愁傷様若林くん ◆Rp5TKKycRI :2015/01/29(木) 23:23:21 ID:???
レミリア「これで示せたかしら?」

マーガス「……何をだ」

レミリア「私があなたを仕えるに相応しいものだとね。
     実力を示すのが一番じゃないかとお気に召さなかったかしら?」

マーガス「クッ!」

シェスター「―――帰る迄所お世話させてもらっていいか?」

苦々しげな顔を背けるマーガスに反してシェスターは静かにレミリアを見つめていた。
いきなり突っかかってきて上からの言葉に不快感を覚えるのも仕方がない中キャプテンの立場が冷静にさせていた。 省22

[107]ご愁傷様若林くん ◆Rp5TKKycRI :2015/01/29(木) 23:31:45 ID:???

マーガス「―――ナッ」

砲弾で破れたかのように大きな穴を開いた壁の先を見るとマーガスの表情は一変した。
それもそのはず見えた光景は建物ひとつなく人っ子一人ない自然そのものしかなかったのだからだ。

シェスター「こんな真っ新な平原に誰かの便りなしで放り出されるのを良しとするか?
      俺はそんな利にならない選択をするぐらいならギブアンドテイクになるチームインでいいんじゃないか?」

マーガス「―――キャプテンの指示として聞こう……それでいいだろう?」 省20

[108]ご愁傷様若林くん ◆Rp5TKKycRI :2015/01/29(木) 23:33:08 ID:???

レミリア「……」

二人が咲夜の後に続いて部屋を出ると自然とレミリアは風が吹き込む窓際に身を寄せていく。
窓から見えるのは静かになびく葉がある平原以外何も見える事はない。

レミリア「ルール違反だけれども私は最低限の礼儀をお送りするわ。
      貴女ともやってる事だし多少は大目にみてくださいね、賢者さん」

静かに独り言を呟いて開いていた窓を閉じカーテンで素早く覆った。 省15

[109]ご愁傷様若林くん ◆Rp5TKKycRI :2015/01/31(土) 18:57:58 ID:???
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−博霊神社−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

霊夢「はあぁ……」

人っ子一人いない神社で一つ息を漏らす。
寒い風が吹く中、落ち葉を掃いているはずの箒は仕事をなしてなさない。
それどころか箒しならせぎしぎしと湾曲し彼女の上手くいかない現状に苛立っている事を示していた。

霊夢「(使えないわ……彼奴ら。 省47

[110]ご愁傷様若林くん ◆Rp5TKKycRI :2015/01/31(土) 19:57:29 ID:???
ニュルッ


霊夢「何か用かしら……」

紫「あらら……お怒りの様子で……どうかしたのかしら?」

突然背後に現れた紫に動じず恨みがましく睨む。
まるでそこに現れると知っているかのように機敏に振り向いていた。

霊夢「何って……分からない訳ないでしょ?
   それとも喧嘩売りに来たのかしら……今なら買わせて貰うけれども!!」

紫「もしかしてサッカーの試合で惨敗した所為?
  所詮遊びじゃないの、気にするなんて子供よ」
省5

[111]ご愁傷様若林くん ◆Rp5TKKycRI :2015/01/31(土) 19:58:34 ID:???
霊夢「 私の勘が敗退を許してないからよ、分かるでしょ。
    お遊びのはずなのに無駄に博麗の巫女としての勘が働いているのよ。
    これは一大事だわ、私の目から逃れて暗躍する奴がいるんじゃないからしかね。」

紫「(流石と褒めるべきですわね、異変がどんなに厚く覆われてても、手繰り寄せる巫女の勘。
   でも今回は『霊夢』じゃ絶対に解決出来ない異変ですから精々利用させてもらいますわ。)」

箒をその場におろし少しうつむいて思考を巡らせている霊夢。 省33


0ch BBS 2007-01-24