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【天ぷら】鈴仙奮闘記26【大好きです。】


[149]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/11(水) 01:23:03 ID:rZNWme/Q
鈴仙は藍の悲痛な決意を察して、静かに頷く事にした。
すると、最初は藍色だった空間が少しずつその色を薄め、他の色が混ざり、そして藍の姿が遠くへ消えて行く。
鈴仙がふっと目を瞑って、もう一度見開くと。

鈴仙「知ってる天井だわ……」

――鈴仙はいつの間にか永遠亭の中。
僅かばかりの雑貨品と、多くのロクに手を付けていない医学書薬学書が溢れる六畳一間の自室にて、
大の字で仰向けに倒れ伏せ、天井をぼおっと眺めていた。

鈴仙「――夢、だったのかしら」

そんな気もしたが、時計は藍と人里を歩き回っていた分きちんと経過しているし、記憶も鮮明。
また、鈴仙のポケットには、先程のやりとりが夢では無いという証拠か、それとも純粋な善意か。
おいしそうな油揚げが一枚、袋に包まれて残されていた。
先程藍から唐突に聞かされた『リアル・幻想・セブン』計画とその裏側について、鈴仙は暫く思いを馳せていたが――。

鈴仙「……やっぱり、私には良く分からないから。 ――一旦、忘れても、いいよね……」

バタリとそのまま、敷きっぱなしにしていた人参柄の布団に潜りこんで、暫くの仮眠を取る。
そう考えて、眼前に提示された二つの道の内、どの道を選び取るかについての思考は、一時中断することとした。
今は、試合があって、歩かされて、色んな情報を聞かされて――兎に角、眠かった。


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