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【早苗】鈴仙奮闘記28【サッカー好きか?】


[491]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/10(日) 02:24:54 ID:???
魔理沙「信じるのは自由だ。だが現実は我々のそんな信仰を妄想だと言って一笑に付してくるじゃないか。
それには一体、どうやって対処するんだ?」

森崎「ほっときゃ良いじゃねぇか。それで仮にカチンと来たり、傷つく事があったとしたら。
それは多分お前も内心その通りだなーって思ってるからだと思うが。まあ、でもそんときゃそれを直せば良いだろ」

魔理沙「直せば良いとは大きく出たな。じゃあ例えば、内心その通りだと思ってる事が、どうしても直せない場合はどうする?
こうなったら、どうしようも無くないか? そうなるヤツは主人公失格なのかな」

森崎「どうしようも無いんだったら、ほっときゃ良いじゃないか」

魔理沙「……お前。もしかして適当な事言って。私を煙に巻こうとしているな?」

森崎「ちっ。バレたか」

二人は練習後、こうしてしばしば談笑する事もあった。
とはいえ、その範囲はあくまで業務中の雑談レベルに過ぎず、踏み込んだ会話をすることはあまりない。
魔理沙がこうして自分の過去を話すのも、今夜が初めてだった。

森崎「――ま。要するに気にするだけ負けってヤツだな。
俺の生活を物理的に邪魔しない限り。結局、他人がどう言おうが、どう思ってようが関係ないさ」

魔理沙「そこは私も分かってるつもりだぜ? むしろ、お前さん以上にな」

魔理沙はパチュリーから大分前に借りた本を枕にして、自室のソファに寝そべった。
流れるような金髪がふわりと揺れると、流石の森崎も若干どぎまぎする事もある
……ような、そんな甘酸っぱい時期は当に過ぎていた。
森崎には丁重に、アリスから『譲ってもらった』クッションの上に座らせている。

魔理沙「……いかんいかん。少し眠くなってきたな。――森崎ももう帰るか?」

森崎「ああ……そうしようかな。そういや、この間のキノコありがとうな。全部腐ってたぞ」


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0ch BBS 2007-01-24