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【早苗】鈴仙奮闘記28【サッカー好きか?】


[492]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/10(日) 02:26:18 ID:???
森崎は結局幻想入りの日から今まで、博麗神社の離れを借りてそこで生活している。
食事・洗濯等について霊夢は勿論何もやってくれない(結界があって、勝手に部屋に入る事もできない)ため、
実質的な自給自足の独り暮らしである。
そのため、魔理沙から偶に貰えた質の悪いキノコや草も、森崎にとっては割とありがたい。
魔理沙はそこから、森崎を神社まで連れていった。懐中時計を見ると、時刻は既に3時だった。

魔理沙「ふああ……眠い。明日は大会だし、寝るか……って。あれ」

家に帰った魔理沙は早々に寝支度をしていたが。
その日たまたま魔理沙は、霊夢の家に生活用品を数点置いていた事に気付いた。

魔理沙「あっちゃあ。そういや荷物を持ったまま、神社にお邪魔してたんだっけ。
明日取りに行っても良いけれど――どうしようかなぁーっと」

少しだけ悩んだ末、魔理沙は箒に乗って空を飛んでいた。
性分として、今日やれる事は今日の内にやっておきたいタイプである。
森崎に話してやった過去の自分の冒険譚――外界の天才学者と遭ったり、
かつては髪の長かった幽香を退治にしに行ったり、果ては魔界の神様と戦ったり。
中には不格好なエピソードもあったが。そのどれもが今の自分に繋がる、大切な思い出だったという事に気付いた。

魔理沙「さーて。神社のどこに置いたっけな……」

フワリ。

魔理沙はルーミアも出没する、神社の境内裏で降りて、霊夢を起こして機嫌を損ねぬよう、
こっそりと周囲を歩いて行った。幸いに、魔理沙の探し物はすぐに見つかった。
(霊夢が気を利かせて、纏めて賽銭箱の傍に置いといてくれていた)
――のだが。


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0ch BBS 2007-01-24