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【優勝】キャプテン森崎48【エンディング】
[109]2 ◆vD5srW.8hU
:2015/06/05(金) 11:13:43 ID:d18vpdcU
元女中「…あの。これは、ドイツについてこい、と言う意味で…?」
若林「違う。今までの礼と、さっき庇わせてしまった埋め合わせだ」
元女中「………そう、ですか…」
だが若林は彼女が期待した程の優しさは見せず、彼女を突き放す。
若林「俺は若林源三。あんたが大嫌いな若林だ。そしてそれを変えたくもない」
元女中「…もう、居ないのですか?私に和菓子を強請っていたあの腕白な男の子は…」
若林「ああ、居ない。俺の人生の歩み方は既に決めてあるし、実家や家族の事などどうでもいい。
そしてあんたを俺の人生の一部にする事も出来ない。俺は若林でありたいからな」
元女中「………わか、り、ました…っ…お世話に、なりまし…ひぐっ…ぼっちゃ、ま………」
若林「…さようなら、ねえや」
自分すら幸せにしていない男がどうやって他者を幸せに出来ようか…それが若林の決意だった。
若林「(…どんな形でもいい。人生を上手くやり直してくれ。そして早く俺の事など忘れてくれ)」
カルツ「(時々こいつはやたらと深い表情をするんだよな…何を考えているのやら)」
友の数は少なく、愛は尚得られそうにない。それでも若林は己の生き様を貫く。
若林「(どれだけ泥に塗れようと、どれだけ差をつけられようと…俺は森崎に勝つ)」
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0ch BBS 2007-01-24