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【優勝】キャプテン森崎48【エンディング】


[128]2 ◆vD5srW.8hU :2015/06/07(日) 16:09:07 ID:j1NDR9eE
〜森崎 有三〜

この長い長い物語の最後に、主人公森崎有三の事を語ろう。

彼の得た栄光については最早語るまでもなく、数多のサッカークラブが札束を積み上げたのもまた然り。
そして彼がこれで満足する筈もなく、更に上を目指し更に多くの物を欲したのも周知の通り。
だがそんな彼でもサッカーをしていない事もあるし、サッカーとは関係ない物を求める事もある。

陽子「ごめん、待たせたかしら?」

森崎「何、俺もついたばかりだよ」

最初は日本サッカー協会の一員として彼をサポートしていた陽子は何時しか彼が
欲する対象となり、彼に密かに憧れていた彼女もそれを喜びやがて受け入れた。
この日二人は南葛市の小さな喫茶店で待ち合わせをしていた。

森崎「さ、まずは何か注文しようぜ。何がいい?」

陽子「…それが…ごめん。今は何も喉を通りそうにないの」

森崎「へ?なんでだ、病気か?それなら帰って寝た方が…」

陽子「見せたい物があるって言ったでしょ?…その中身が、怖いの…」

森崎「…なんだよ、一体何だってんだよ」

陽子「………兄さんが…父さんから預かってきた手紙…貴方宛よ…」

森崎「!!!!」

見て貰いたい物がある。そう言って陽子が森崎と会いたがった日だった。


0ch BBS 2007-01-24