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【優勝】キャプテン森崎48【エンディング】
[129]2 ◆vD5srW.8hU
:2015/06/07(日) 16:11:47 ID:j1NDR9eE
森崎「…分かった。読んでみる」
陽子「…はい、これ」
片桐兄妹を縛り付けたがっていた彼らの父親からの手紙。
森崎はペナルティキックを待ち構える時の様な緊張感みなぎる表情でその手紙を受け取り。
森崎「拝啓…森崎有三殿…」
陽子「………」
まずは手紙に書かれた自分の名前を読み上げ。
森崎「前略………」
陽子「………」
時候の挨拶の省略を読み上げ。
森崎「……………?」
陽子「………」
省7
[130]2 ◆vD5srW.8hU
:2015/06/07(日) 16:13:44 ID:j1NDR9eE
.
森崎「…達筆過ぎて読めねぇ」
ドシャッ!
陽子の顔面をテーブルに打ち付けさせた。
陽子「はぁ〜…私が読み上げるわ」
森崎「お、おう…」
庶民出身で最終学歴が日本の公立中学校と言う悲しさか、日本のビジネス界のエリート階級の
書く字は森崎には判別不能だった。呆れればいいのか責めるべきではないのか悩んだ表情の
陽子が手紙を取り返し、流石は上流階級育ちの才女と言うべき朗朗さで手紙を苦も無く読み上げる。
省30
[131]2 ◆vD5srW.8hU
:2015/06/07(日) 16:15:03 ID:j1NDR9eE
陽子「そこで結論から言おう………私は…えっ?」
森崎「な、なんだ?」
手紙の内容は二人に少なくない驚きをもたらした。
陽子「私は…君と陽子の関係を邪魔するつもりはない………ハッキリ、そう書いてあるわ…」
森崎「…マジかよ。続けてくれるか?」
陽子「う、うん。何故なら君は最早日本国民のヒーローであり、そしてこれから大いなるブームとなり得る
日本サッカーと言う産業のシンボルだからだ。片桐総合グループが国民的英雄ともめ事を起こしても
省36
[132]2 ◆vD5srW.8hU
:2015/06/07(日) 16:16:51 ID:j1NDR9eE
いずれ敵対してくるのではないかと思われた存在からの唐突な宣告と頼み。
それらを読み上げ終えた時、陽子の目には光る物があった。
陽子「…父さん………」
森崎「父親失格…夫としては失敗したくない、か…」
陽子「…私、馬鹿だったのかな。勝手に父さんを敵だって決めつけて…話し合おうともしないで…」
森崎「それは………分からないな。何かが違っていたら、本当に強引な手段で来ていたかも知れないぜ」
省46
[133]2 ◆vD5srW.8hU
:2015/06/07(日) 16:18:58 ID:j1NDR9eE
二人の話題は勿論サッカー。二人の過去も現在も未来もサッカーが占めている。
やりたい事を思いっきりやれて、それで金と名声と達成感を得られる二人は間違いなく幸せなのだろう。
そこに互いを理解しあえるパートナーが居るのなら、きっとどんな苦難にも負ける事はない。
森崎「陽子の方はどうなんだ?今日本サッカー協会は超忙しいんじゃないか?」
陽子「うーん、協会は確かにそうだけど私はどちらかと言えば下っ端だからそこまででもないのよね。
省53
[134]2 ◆vD5srW.8hU
:2015/06/07(日) 16:21:02 ID:j1NDR9eE
.
. こうして森崎達は日本代表として二度目の世界制覇を成し遂げました。
. 最早彼らを侮る者も日本をサッカー弱小国呼ばわり出来る者も世界の何処にも居ないでしょう。
. 彼らは今や狙う立場ではなく狙われる立場。
. 年齢制限の無い世界で数多の国々の選手達との死闘が待っています。
省34
[135]2 ◆vD5srW.8hU
:2015/06/07(日) 16:22:44 ID:j1NDR9eE
.
. キャプテン森崎 ワールドユース編 第四部 ワールドユース本大会編
. ならびに
. キャプテン森崎
. 完
. 2 ◆vD5srW.8hU
.
[136]2 ◆vD5srW.8hU
:2015/06/07(日) 16:24:20 ID:j1NDR9eE
あとがき
さて、困りました。あとがきとは何を書けば良いのでしょうか?
これ程までに長期間の作品を完結させたのも初めてなだけでなく、それが元は別の方が書いていたと言う事実もあり、
更には読者参加型企画と言う特殊なジャンルなので果たして小説の様なあとがきでいいのやら…
等と頭を捻った挙句、結局は今まで通り書きたい物を思いつくままに書き連ねるしかないと考えたのでそうします。
省57
[137]2 ◆vD5srW.8hU
:2015/06/07(日) 16:25:56 ID:j1NDR9eE
続いて、二つのごめんなさいを言わなくてはなりません。
まず一つ。ワールドユース本大会の組み合わせを予想する企画で、上位者のリクエストを叶えると
言っておきながら何時の間にか放置し、結局取り掛かれる事が無かった事を深くお詫び申し上げます。
幾度か取り掛かろうとはしたのですが、その度に私の情熱がもう本編を完結させられる程度も
残っているかどうか怪しい事を思い知らされました。全ては一重に私の見通しの甘さと情熱の不足による物です。
省76
[138]2 ◆vD5srW.8hU
:2015/06/07(日) 16:27:19 ID:j1NDR9eE
ではシステムにテコ入れする手段はあるか?と言えば、いくつかアイディアがあるにはあります。
・スパロボの精神コマンドに似たシステムを導入し、習得・成長の楽しみと駆け引きの要素を出す
・技の発動率を1/4単位ではなく1/6にして、成長の余地を演出する
・任意のガッツ消費でランダムで発動する技の発動率を上げる手段を作る
・チーム技、作戦などをもっと使いやすく大きなファクターにする
・スルーパス、反則狙いなどプレイの幅を広げる
省43
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0ch BBS 2007-01-24