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【優勝】キャプテン森崎48【エンディング】
[20]2 ◆vD5srW.8hU
:2015/05/20(水) 09:33:35 ID:G5hlEwCQ
だが一人だけ例外が居た。
コインブラ「………」
森崎「お?」
ブラジルユースの10番を背負っていながらブラジルユースの一員とは言い難かったコインブラ。
彼は自分でも何故か分からないまま気がつけば全日本ユースの選手達に近づき、
偶然端っこに移動して騒いでいた森崎と視線を合わせていた。
森崎「なんだ?負け惜しみでも言いに来たのか?」
コインブラ「…一つ聞きたい」
森崎「…何だよ」
コインブラ「お前には今…何が見えている?」
省35
[21]2 ◆vD5srW.8hU
:2015/05/21(木) 10:43:50 ID:AcWoJH7Y
>D 「教えてやらねーよ。自分で確かめてみな…出来るもんならな!」
コインブラ「…なに?」
コインブラの問いかけは答えられる事は無かった。
それは悪意による物かと一瞬彼は鼻白むが、続く森崎の言葉に目を見開いた
森崎「こいつはナンバーワンになった奴の特権だ。これを見たいから
誰もかもがナンバーワンになりたがり、その為に努力するんだよ。
ま、俺を敵に回しちまった奴らは不運だったと諦めてもらうがな!」
省25
[22]2 ◆vD5srW.8hU
:2015/05/21(木) 10:45:07 ID:AcWoJH7Y
コインブラ「俺、か…俺は…」
森崎「………」
コインブラ「…何なんだろうな。もしみつかったら、その時は………」
ザッ、ザッ、ザッ…
森崎「あっ!おい!おい!………ったく」
結局二人はお互いの問いに答える事が無く離れていった。
森崎「(全く…最初から最後まで訳が分からない奴だった。一体どうやって
誰にも知られずにあんな力を身に着けやがったんだ?そういや観客は
スーパーストライカーって呼んでいたな。まさかあのジャイロの関係者!?
省30
[23]2 ◆vD5srW.8hU
:2015/05/21(木) 10:47:00 ID:AcWoJH7Y
今日はここまで。
能力値公開スレに全日本ユースキャラの未収得技・スキルリストも載せました。
[24]2 ◆vD5srW.8hU
:2015/05/22(金) 11:26:05 ID:X1I/dAE2
コインブラ「(モリサキに勝てば………か。だが、俺にはもう…)」
森崎との対話で個人的に得る物がいくつかあったコインブラだったが、
チームメイト達の近くに戻る彼の顔は晴れず足取りは重かった。
コインブラ「(俺にはもう、セレソンとして戦う機会は…)」
ブラジルユースの選手達は皆涙を堪えたり、あるいは堪え切れず泣いていたりと酷い有様だった。
そして今までずっとそうだった様にコインブラは例外だった。彼は涙を流せず、泣きたいとも思わなかった。
省36
[25]2 ◆vD5srW.8hU
:2015/05/22(金) 11:28:20 ID:X1I/dAE2
だがカルロスの発した言葉は彼の恐れていた物とは真逆の言葉だった。
カルロス「残念だったな、コインブラ」
コインブラ「?………カルロス!!」
最初の数秒間、コインブラは何を言われたのか分からなかった。
それが拒絶の言葉ではない事を理解した瞬間素っ頓狂な声を上げてしまう程に。
カルロス「試合には負けたが、お前は良く戦ったよ。だがコインブラ、俺達のサッカーは今日が終わりじゃない。
省19
[26]2 ◆vD5srW.8hU
:2015/05/22(金) 11:30:34 ID:X1I/dAE2
ザガロ「てめえ、また勝手な事を言おうってのか!?勝ち逃げなんざ許さねぇぞ!」
トニーニョ「俺もカルロスと同意見だ。お前の力がブラジルの為に必要なんだ」
ネイ「癪に触る事はいくらでもあるけど…お前が何処かに消えちゃ借りを返す機会も無くなるしな」
ディウセウ「今日の試合でサッカーの面白さも分かっただろ?オラ達と一緒にまたやろうぜ!」
アマラウ「試合の終盤はちゃんと闘志もチームワークも見せてたしな…一応合格って事にしてやる!」
省28
[27]2 ◆vD5srW.8hU
:2015/05/22(金) 11:43:14 ID:X1I/dAE2
リベリオ「(コインブラ!コインブラ!コインブラ!コインブラぁぁぅううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!コインブラコインブラコインブラぁぁぅうぁわぁああああ!!!
あぁジーーーーッ!ジーーーーッ!ハーハーハーハー!ハーハーハーハー!凄い友情劇だなぁ…ふーふー
んはぁっ!アルツール・アンチネス・コインブラたんの照れくさそうな笑顔をスリスリしたいお!スリスリ!あぁあ!!
省77
[28]2 ◆vD5srW.8hU
:2015/05/22(金) 11:45:25 ID:X1I/dAE2
ゾクゾクッ!
コインブラ「(うっ…まただ!なんだ、この得体の知れない寒気は!?)」
☆
初音「ただいま大変微妙で問題がありそうなネタをかましたのをお詫びします。
この物語のリベリオくんは出番の少なさ故ちょっとアレなので、生暖かい目で見守ってあげて下さい。
実際のリベリオくんはセリフも顔グラも無い無害な存在なので、ご安心の程を…」
☆
[29]2 ◆vD5srW.8hU
:2015/05/22(金) 11:47:29 ID:X1I/dAE2
今日はここまで。
[30]2 ◆vD5srW.8hU
:2015/05/24(日) 11:57:43 ID:0P5icIdE
ブラジル代表として戦い続け、再び栄光を狙う事を誓った選手達。
だが彼らと違い最早それすら許されず、未来を断たれた者も居る。
少しずつ収まりつつある観客の罵声と非難をかいくぐる様にベンチに戻った
彼らを迎えたのはサンタマリアを初めとするベンチメンバー達の真っ青な顔だった。
カルロス「サンタマリア…すまない、俺達は勝てなかった…」
サンタマリア「違う!そんな事はどうでも…良くはないが、俺達はまだ取り返せる!
省36
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0ch BBS 2007-01-24