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【優勝】キャプテン森崎48【エンディング】


[62]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/29(金) 08:49:24 ID:D3IANEbQ
〜井沢 守〜

ギャルサポ「キャー!井沢くーーーん!」「こっち向いてーーーっ!」「差し入れ受け取ってくださーい!」

チームメイト達「いやあ、今日もモテモテだなあお前」「羨ましいもんだぜ。どうよ、好みの娘居ないか?」

井沢「いやあ…今は恋人を作る訳にはいかないですね。まずはリーグ戦に慣れていかないと」

井沢は学生サッカー時代同様JSL入りしてすぐに多くの女性ファンが出来た。
こういう存在は彼にとっては迷惑千万以外の何物でもない。
常にチームメイトから嫉妬されるリスクの原因となり、ともすれば練習の邪魔にすらなりかねない。
かと言って邪険に扱う事は厳禁。それどころかファンサービスさえ求められてしまう。

井沢「(全く、ここでも俺はサッカーのいろはも知らない女共に付きまとわれるのか…
ああ〜うざったいうざったい!お前ら俺の事を応援しているんなら今すぐ家に帰れ!
って叫べたらなぁ…お前らなんかに用はないんだよ!俺が用があるのは…)」

彼にとってそんな女性ファンは障害物以外の何物でもない。遥か空の向こうに旅だってしまい、
何時まで経っても差を広げられるばかりの標的大空翼に集中させてくれない障害物。

井沢「(翼…あの野郎…ああ、思い出すだけで腹の底が熱くなる…!)」

彼がひたすら妬みと恨みをぶつける相手、大空翼はその感情に気付いているかどうかすら怪しい。
井沢はそれが憎くて憎くて堪らなく、嫉妬で己の足を動かし続ける。

井沢「(何年かかってでも、お前のその鼻っ面を…!)」

嫉妬を力に変えひたむきに練習する硬派なその姿がまた女性ファンを増やし、彼を妨害する。
彼はこの後実力でも実績でも話題性でもJSLを代表する選手の一人となるのだが、
それで彼が満足する訳がない。何時の日か奇跡的に翼の力量に追いつけない限り、彼は満たされない。


0ch BBS 2007-01-24