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ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

ローマ。見てごらん、蝶だよ


[41]◆2pV1gRdG.o :2015/05/29(金) 23:51:06 ID:???
大鯨「…………香取さん。時雨さんのようには?」

香取「行きませんね。正直、幸運なだけではありません。
   幼く見えますが、その戦闘技術・回避能力は私たちで手に負えるものでは…」

秋津洲「ど、どういうことなの!?」

未だついていけていない二人に、大鯨と香取は口早に説明する。
しかし、当然すぐに納得できるものでもなく…。

明石「でも、それはたまたまじゃ……」

時雨「ふぅん。自分がやられてもまだ、たまたま、なんて言うんだ。死ぬよ?」
省21

[42]◆2pV1gRdG.o :2015/05/29(金) 23:52:13 ID:???
時雨「そうかな?香取さん、貴女なら僕が本当の事を言っているってわかるんじゃないかな?」

大鯨「そ、そうなんですか?」

香取「……希望が見たい、そういうことですか?」

時雨「その通り。僕は雪風という希望と、君たちという希望がぶつかり…より大きな希望になると信じているんだ。
   ただ、君たちがあまりにも雪風に無防備だからさ。このままじゃ、ぶつかり合いも起きず消えてしまうだろう?」

笑顔を崩さず、狂気じみた言葉を続ける時雨。 省18

[43]真ヒロインは私デース!:2015/05/29(金) 23:53:37 ID:???
2

[44]◆2pV1gRdG.o :2015/05/30(土) 00:11:51 ID:???
明石「…正直、すごく信用できないですけど………」

秋津洲「後ろから撃ってきそうかも…」

大鯨「それでも、今の私たちに戦力も運も足りないのは事実です」

これは賭けになる。
しかし、今の四人だけでは雪風に勝つことが出来ない。
その事だけは大鯨は自信を持って断言することが出来た。

香取「いかなる策略も、絶対絶命の状況でさえ幸運でひっくり返す駆逐艦…」

時雨「そう。僕なんかとは違う本当の幸運であり、僕らの希望でもある。 省19

[45]◆2pV1gRdG.o :2015/05/30(土) 00:15:26 ID:???
時雨「君たちは何か勘違いしているようだから、改めて言うけれど…。
    雪風を相手にして絶対なんてものは存在しないよ。
    例え絶望的な状況を作り得たとしても、それは彼女が雪風である限りひっくり返り得るのさ」

大鯨「それは時雨さんの運や実力があってもですか?」

時雨「あははははははははははは!!!
    僕の運なんて雪風に比べることすらおこがましいよ。
    ま、そんなことはどうでもいいけど…。時間稼ぎをして、どうするつもりなんだい?」
省23

[46]真ヒロインは私デース!:2015/05/30(土) 00:29:28 ID:???
3

[47]◆2pV1gRdG.o :2015/05/30(土) 00:39:31 ID:???
疲労するかな?→! numnum

ぞろ目・20以下で時雨しゅんころ

[48]真ヒロインは私デース!:2015/05/30(土) 00:42:36 ID:???
疲労するかな?→ 92

[49]◆2pV1gRdG.o :2015/05/30(土) 01:07:49 ID:???
作戦は単純。雪風の疲労を狙い攻撃する。
単純で何の捻りもない策。しかし、単純故に運の絡む要素は少ない。
大鯨はどこどこまでも信頼しているのだ。
戦闘に関しては、雪風に一方的にやられるような時雨ではないと。

雪風「し、時雨さん!?」

時雨「ふふ…。さあ、雪風!君の希望を見せてくれ!!」

ドォン!

放つ砲弾は迷いなく。
雪風は突然敵に回った時雨に動揺しつつも、確実に避ける。
そして雪風は実戦ではともかく、演習ならば時雨を撃つことに躊躇いはない。
省39

[50]◆2pV1gRdG.o :2015/05/30(土) 01:09:07 ID:???
素晴らしいと賛辞を惜しまず叫び、時雨が砲弾一発を浴び吹き飛ばされる。
回避など不可能ならば、一番被害の砲弾へ突っ込む。
実行に狂気は伴なえど、時雨の行動は論理的。

時雨「フフ…!なかなか痛いじゃないか。
    僕も反撃させてもらうよ!!」

ドォンドォンドシュゥ!

逃げ道は与えない。
回避不可能の攻撃を放たれれば、お返しにと同じく回避不可能の攻撃を返す。
しかし時雨は知っている。

いかに回避不能とはいえ、雪風を捉えることは出来ないと。
省27

[51]◆2pV1gRdG.o :2015/05/30(土) 01:10:09 ID:???
時雨「だけれど」

雪風「なんですか?」

時雨「僕をすぐに沈めるほどの幸運は、起きなかったようだね」ニコ



明石「…ど、どっちもキチガイじみた機動してますね……」

秋津洲「海上スキーというか、海上雑技団かも…」

幸運艦の激突に、恐れ震える戦えない艦隊。
自分たちの勝利はやはり、演習上のものだと実感する。

大鯨「……だからこそ」

香取「ええ、ここで負けたら勝てる場所などありませんから。一矢報いてやりましょう」

時間は稼げた。 省8


0ch BBS 2007-01-24