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【レイセンガ】鈴仙奮闘記29【タダシイヨ】


[178]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/31(日) 23:58:49 ID:???
鈴仙「(だけど……やっぱり謎はまだ残る。仮に聖徳ホウリューズに天邪鬼が操られていたとして。
彼女は一体どうやって裏ルートで下剤を? もしもこの中に内通者が居れば、永遠亭の薬棚から、
強力な下剤を大量に取り出す事も出来たんじゃ……?)」

チームに実害は無かった。しかし、鈴仙の疑念はこれで消え去る事は無い。
何の背景も持たぬチンピラ妖怪が、下剤を使ってここまで大規模な妨害工作を行うのは困難に感じるからだ。
神子達が手を回したことも考えたが、ウサギBをして暴けない程巧みに情報を操作している彼女達が、
分かり易い形で援助を行うことも考えにくい。

パスカル「なあ、レイセン。俺だって言いたくはないが……」

――そして、鈴仙と同じ疑問を持つチームメイトも複数居た。
パスカルは鈴仙の耳元でそっと囁くように、鈴仙が感じた疑問と同じ内容を口にする。
鈴仙はパスカルに対し、何も言わず首を振る形で応える。

鈴仙「(――そんな事、あるはずない……。あるはずがない、……と、思うから……!)」

パスカルにも恐らく、鈴仙の動揺は伝わっただろう。
鈴仙は仲間を信じようとしながら、その一方でどうしても仲間を疑っていた。
特に、岬から「宿題」を渡された鈴仙にとっては、ある一名に対しそうした疑念が生じるのは当然だった。

佳歩「………!!」

鈴仙「(佳歩……? あんたはどうしてミーティングに遅刻して来たの?
どうしてミーティング中も何もしゃべらなかったの? どうして……今、貴女はこんなにも怯えて震えているの……!?)」

鈴仙は佳歩を疑っていた。スポーツドリンクに何かしらの毒を入れたのではないにせよ、
少なくとも、彼女が良からぬ連中と何等かの形で関与しているのではないか。
今の一件を受け、その疑念は鈴仙の「信じたい」という思いを少しずつ浸食していく。


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0ch BBS 2007-01-24