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【レイセンガ】鈴仙奮闘記29【タダシイヨ】
[179]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/06/01(月) 00:00:46 ID:???
鈴仙「(――佳歩が本当にスパイ……じゃないにしても!
永遠亭ルナティックスの中に、内通者が居る可能性については言及すべきなのかしら……。
多分、私やパスカル君だけじゃない。中山さんや師匠はとっくに勘付いてるでしょうし、
慧音さんは勿論、ウサギBちゃんやつかさみたいに頭の良いメンバーだったら、
下剤は姫様が飲んだからはい終わり、……とは思っていない筈!)」
そんな想いが鈴仙の中で。あるいはひょっとしたら、チーム全体で広がっていたところ。
??「……あの」
――ある人物が、唐突に口を開いた。
どよめきが沈黙に変わりつつあるタイミングでの彼女の発言を聞き取れる者は初めは少なく、
具体的に言うと輝夜と妹紅のしょうもないショウの大冒険論議
(お題:モコイザードとカグエラ(※ショウの大冒険に出て来る陰険な魔導士らしい)だったらどっちが強いか)
により掻き消されていたが。
佳歩「…………あのっ!」
ある人物――因幡佳歩は、もう一度意を決したような大声で、チームメンバーに存在感を示した。
その切羽詰まった声色に、ルナティックスのメンバー一同は一斉に佳歩を見つめる。
鈴仙「……ど。どうしたの、佳歩。そんな素っ頓狂な声を上げて……」
鈴仙は辛うじて喉を振り絞って、そう事務的に発言する事ができた。
しかし、その次に佳歩が発した言葉に対して、鈴仙は絶句せざるを得なかった。
佳歩は鈴仙の発言を受けて、じいっと鈴仙の瞳を見つめた後。
――観念して全てを投げ出した罪人の如く、チームメイトにこう言い放ったのである。
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0ch BBS 2007-01-24