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【レイセンガ】鈴仙奮闘記29【タダシイヨ】


[191]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/01(月) 23:55:55 ID:???
***


パスカル「……どういうことだ?」

まず先に佳歩に問いかけたのは、普段から冷静なパスカルだった。
もしくは、下剤騒ぎになった時からこの可能性を認識していたのかもしれない。
彼は高くも無ければ低くも無い声でそう言った。

佳歩「どうもこうも。さっき言った通りです。この一件は、全部私のせいです……!」

そんなパスカルに対し、佳歩は目をぎゅっと瞑って手も握って、何かを振り払うようにそう言い切った。

慧音「――そう言われても。それだけじゃあ何も分からないぞ。私だけじゃなく、他の皆にとっても」

妹紅「そ、そうだよ。どういう訳かしっかり説明してくれないと!」

それに続いたのは妹紅と慧音。元々彼女達は人里FCの一員だったために
永遠亭ルナティックスの初期メンバー――鈴仙やてゐ、他のウサギ達よりも一歩引いた目線でそう発言する。

中山「……慧音さん達の言う通りだな。きちんと、話をしてくれなければ。
――でなければ、俺達はどれ程重く、君を裁かないといけないのかも分からない。
話せる状態でない、と言うのなら……まずは落ち着いてみてはいかがかな?」

佳歩「………は、はい」

それに加えて、中山が普段よりも重々しい声で厳しくそう言った事もあり、
佳歩は一旦冷静になったようだ。しゅんと頭を垂れてから、暫くの間沈み込んでいる。
まるで悪戯を叱られた時のような姿勢だが、微笑ましさはどこにも無い。

鈴仙「…………」


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0ch BBS 2007-01-24