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【レイセンガ】鈴仙奮闘記29【タダシイヨ】


[228]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/03(水) 00:57:02 ID:QzZxj+Aw
鈴仙「はい。そうです」

鈴仙は慧音の説明に頷きながら続ける。

鈴仙「佳歩が犯人だったら、こんなバカバカしい間違いをする筈がありません。
それなのにどうしてこんな間違いをしたのか。
勿論、単純に言い間違えた可能性だって否定はできないけれど。
……そうじゃなくって、それよりも」

佳歩「それよりも……何だって言うんですか?」

珍しく反抗的な目付きを作って、必死に抗おうとする佳歩。
しかし、自身の急造のロジックがアッサリ破綻した以上、今の彼女に鈴仙を押さえつける力は無い。
鈴仙は自信たっぷりに、佳歩にこう言い放った。

鈴仙「佳歩――あんた、本当は下剤を混入なんて、してないんじゃないの?」

佳歩「……………!!」

佳歩はたじろいだ。実に真っ正直な佳歩らしい反応とも言える。
鈴仙は更に追い打ちをかける。

鈴仙「更に言えば、佳歩。あんたは薬棚から下剤も盗んでいないし、多分きっと神子のスパイでも何でも無いんじゃないの?
……誰かに脅されているか、誰かを庇っているのかは分からないけれど。
だって、落ち着いて考えれば、薬棚から薬品が無くなっていたら簡単にアシが付くし、
神子のスパイだったとして、ここまで師匠やてゐにまでボロを全く出さずに振る舞うだなんて、まずムリでしょうし」

佳歩「ぁ、う……!」

たじろいだ佳歩が、今度はよろめいた。鈴仙によるロジックの弾幕が、佳歩のロジックを打ち破った。
――しかし、この時鈴仙を始めとするルナティックスメンバー全員が失念していた。
因幡佳歩は単なる直情的な少女では無い。


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