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【レイセンガ】鈴仙奮闘記29【タダシイヨ】


[262]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/04(木) 01:02:55 ID:Cm0uhXRw
E 古ぼけた汗ふきタオル

鈴仙「……佳歩がやっていない事を示す証拠。それは――この、『古ぼけた汗拭きタオル』よ!」

鈴仙は古ぼけたタオルをひょいと掴み上げ、びしっと佳歩の胸元に突き出した。

鈴仙「あんた、言ってたわよね。【お手洗いが混んでいた】と言い訳をして……ってね。
――これ、本当は言い訳じゃなくって、ホントなんじゃない?」

佳歩「……どうして、そう思うんですか?」

佳歩の瞳には今まで通りの焦りこそあったものの、依然として挑戦的な輝きは失っていない。
鈴仙は気にせず続けた。

鈴仙「この古ぼけたタオル……少しだけ濡れているわ。
これは、貴女が本当にお手洗いに行っていた証拠になるんじゃないの?
まさか大事にしているこのタオルで、床にこぼれた下剤を拭いたりもしないでしょうし。
試合前だから大汗をかく事も無いだろうから、濡れる理由ってのが無いんじゃないの?」

鈴仙は自説が正しい事を示すための根拠を述べていく。
鈴仙としては、これで佳歩がいよいよ残されたわずかな余裕すら失い取り乱すのではないか、
と確信していたのだが――。

佳歩「……そうでしょうか。だって私はかねてからの計画を実行する為に色々と暗躍していたんですよ?
それに、私は極力怪しまれぬよう【迅速にやる】事を心がけていた。
だったら途中で冷や汗や、走って汗をかいても不自然では無いですし。
だいいち、私は注射器等を捨てる為にトイレに一瞬だけ寄っています。
偽装工作のため、そこで少し水にぬらしておくことも可能と思いますけど」

鈴仙「そ、それも……そうね。その通りだわ」


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0ch BBS 2007-01-24