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【レイセンガ】鈴仙奮闘記29【タダシイヨ】


[331]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/04(木) 23:19:26 ID:Cm0uhXRw
D 古ぼけた汗ふきタオル

鈴仙「……佳歩。アンタの証言にはひとつ、不可能な点があるわ!」

佳歩「――そ、それは。どこだって言うんですか!」

鈴仙は佳歩を睨み返す。鈴仙の指摘が正しかったからか、それとも純粋におびえているのか。
佳歩は強がりつつも数歩仰け反ってしまっている。
そんな様子を見て満足した鈴仙は、畳みかけるように人差し指を佳歩に突き出してこう宣言した。

鈴仙「佳歩。アンタにはどう頑張っても、【兎耳を隠して】、スタッフにドリンクを渡す事は出来ないッ!!」

ビシイッ!

佳歩「…………!!」

それが真実だからか、それともあまりに的外れだったからか、佳歩は目を大きく見開いて動かない。
代わりにパスカルが鈴仙の出した結論について批評を始める。

パスカル「――え? いや、それはおかしくないか、レイセン?
確かにカホにはフードみたいな、耳を隠せる衣類は無いが。
しかし、彼女は少し大きめの汗拭きタオルを持っていた。
これを頭に乗っけて、簡単なつの隠し……ならぬ、耳隠しにでも使ったのでは?」

鈴仙「違うのよねー、パスカル君。もう一回、佳歩のタオルを見てみなさい」

パスカル「もう一回タオルを? 一体どうして……」

パスカルは鈴仙の指示に従って佳歩のタオルを物色していく。
何か怪しい暗号が無いか、穴でも開いていないか、不自然な痕跡がないか。
凄腕の刑事のごとし丁寧さと手早さで、パスカルはタオルを一通り眺めていたが――。


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