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【レイセンガ】鈴仙奮闘記29【タダシイヨ】


[377]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/05(金) 14:05:08 ID:???
佳歩「……成程。では、A試合当日、佳歩は私達に隠れて、下剤を仕込んだ。については?」

鈴仙「――それを説明する前に、先にB下剤を仕込んだ後、佳歩は身元が割れないように、ドリンクをスタッフに渡した。
……から、説明させて貰っても良いかしら?」

佳歩「え、ええ……。構いませんよ」

ここで佳歩の虚勢が少し崩れたような気がしたが、それも気にせず鈴仙は更に続ける。

鈴仙「……とはいえ、Bについては、さっき佳歩が大体説明してくれたし。
それに、@と似たような部分があるから端折らせて貰うけど。
「ドリンクをスタッフに渡した」は、スタッフさんが実際にここにドリンクを持って来た以上否定できないから。
Bで実際に論点となるのは、【佳歩は本当に身元を隠せたのか否か?】……という事になると思うわ。

そして更に具体的に言えば、古ぼけたタオルなんかで本当に身元を隠せるのか? ……だとか、
永遠亭のエンブレムを持っている筈の佳歩が、本当に身元を隠せたのか? ……だとかが問題になるけど。

ここについては、さっき佳歩も言ってたとおり証拠として本当に弱い。身元を隠せたのかもしれないし、隠せなかったのかもしれない。
まあ、佳歩の言ったように、タオルがちょっと白くなっただけで、耳が透けるものとは自然に考えづらいし、
エンブレムにしても、カバンの中に入ってた事を考えると、スタッフがそれを見つける可能性も低いでしょうけど……。

――とにかく、『身元を隠せた説』『身元を隠せない説』。
どっちの説にもある程度の説得力はあるから、これを根拠に佳歩を突いても堂々巡りになるだけだわ」


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0ch BBS 2007-01-24