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【レイセンガ】鈴仙奮闘記29【タダシイヨ】


[390]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/05(金) 19:54:14 ID:???
鈴仙「そうです。それなのに、今佳歩が言ったような作戦が行われているという事は、
あの神子の性格からして、少し自然には考えにくいと思うんです。
佳歩が最初から練習せずとも、100%確実かつ迅速に注入出来たというなら別ですけど」

佳歩「じゃあ、ミス無く100%やったんですってば! 私の注射の腕前は最強なんです!
その余りの腕前に、神子様もご満足されていましたし!」

鈴仙「それって、神子が今回の計画を話す前から注射の練習をしていたって事?
それなら流石の神子も、腕によっては佳歩を信頼するかもしれないわね。 ……でも、どうして?」

佳歩「わ、私はドクターにあこがれてたんです! だからコッソリ注射器を買って、練習をしてたんです!」

ウサギB「そんな話、今始めて聞いたよ」

佳歩「皆にも秘密にしてたんです!」

永琳「だったら私か、そうで無いにしても、ウドンゲの所に相談に行けばよかったのに」

佳歩「えっと……は、恥ずかしかったからです!!」

鈴仙「……まあ。これで皆も、佳歩が迅速かつ間違い無く下剤を注入できた可能性は、
0とは断言できないにしても、限りなく低い事が何となく分かったと思うけど。
――佳歩。あんたはそれでもどうしても、自分はドリンクを下剤を注入したスパイだって言い張るのね」

佳歩「そ、そうですよ! だってそうなんですから! 私は注射の天才だったんです!!
つぎはぎ顔の医師の隠し子だったんです! ブラックジャックによろしくです!!」


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