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【レイセンガ】鈴仙奮闘記29【タダシイヨ】


[401]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/05(金) 23:17:09 ID:???
          
鈴仙「こ、これは……!!(霍青娥……神子の影として暗躍しているという、あの邪仙?
最近姿を見せないけれど。まさか、幻想郷に戻って来たというの……!?)」

佳歩「だ、ダメーー! これは違うんです、あの、そのっ!?」

始めは黙っていた佳歩も、話の本旨に差し掛かる頃には思わず大声をあげてしまう。
困惑するチームメンバーを尻目に、佳歩はたまらずこう暴露してしまった。

佳歩「れ、鈴仙さま……! わ、私は、その……! 鈴仙さまを信じていたから!
だから、スパイなのは鈴仙さまじゃなくって、私だって事にしたいって思って……、その……!!」

鈴仙「……は?」

鈴仙は一瞬理解が追いついていなかった。
自分は佳歩をスパイとして疑っていたのでは無かったか。
しかし、佳歩を信じたいと思って佳歩のスパイ疑惑を否定したところ――。

佳歩「ひぐっ! そ、そうです! 最初、お手洗いに行った時にこの紙と錠剤が落ちてて……。
それで私、びっくりしてポケットに隠したんですけど、鈴仙さまがこんな悪い誘いに乗るワケ無いと思ってて」

佳歩はまくしたてるように真実を語りだす。

佳歩「……だから私、ホントにスタッフさんが部屋に来て、
それで鈴仙さまが、姫様に毒見をさせようとして、ホントにびっくりしたんです!
まさか、鈴仙さまが本当にスパイだったのかも……って。でも、そんな訳ないですから!
だから、鈴仙さまに嫌疑がかからないよう、私がスパイだって言っておこうって。
でも、そしたら鈴仙さまが、私の無実を証明しようとしてきたから、混乱しちゃって……!?」


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