※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【レイセンガ】鈴仙奮闘記29【タダシイヨ】


[409]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/06(土) 00:09:13 ID:SuwihlJw
それでも、鈴仙達は負けずにフィールドを行進していく。
果たして中央には既に聖徳ホウリューズが一列に並び、ルナティックスを待っていた様子だった。

神子「――やあ、随分と待ちましたよ」

その先頭に立つ、紫のマントを羽織った黄金色の華奢な少女――豊聡耳神子は、
これまでの自身の行いをさておいて、朗らかな口調でルナティックスメンバーに挨拶をした。
それも、(一応)キャプテンの輝夜だけで無く、他のメンバーに対し手短だが優しげに挨拶に回り、
子どもウサギ相手には身を屈めて丁寧に声を掛けている。

輝夜「ふん。流石は政治家のセンセーね。せせこましいイメージアップに必死なことで。
この手の連中のつまらなさは千年前から、ちっとも変わっていやしないわ」

神子「ははは。まさかそんな事を政治のカタマリである姫君に言われるなんて。
それならついでに言わせて貰うが、千年どころか、千三百年前からこんなもんさ。我々政治屋はね」

鈴仙「(――豊聡耳神子。稀代の政治家にして稀代の聖人。聖徳ホウリューズのキャプテンで、
妖夢が選んだ、『ハイパー・カンピオーネ』計画のリーダー。……生で会ってみると――ホントに、ヤなヤツっぽいわね。
常に人に見られてる事を意識してるっていうか、謙虚そうで、自分こそが世界の中心と思ってそうなトコとか)」

そんな神子の様子を口で咎める輝夜に、その後ろにて視線で咎める鈴仙。
神子は暫くは輝夜との舌戦に興味を示していたが、その後に鈴仙の方へもやって来た。

神子「……御機嫌よう、月から来た従者さん。本日は、お手柔らかに頼むよ」

神子は全ての事情を知っているかのような含み笑いで、鈴仙に対して優しく手を差し伸べる。
一見すると爽やかな仕草だが、鈴仙はその態度の全てが厭らしく思えた。


名前

E-mail



0ch BBS 2007-01-24