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【レイセンガ】鈴仙奮闘記29【タダシイヨ】


[481]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/07(日) 20:48:07 ID:/zGx75J6
実況「ああ〜〜〜〜!! なんと! 蘇我屠自古選手が満を持して放ったシュート!
それは……永遠亭ルナティックスの名スイーパー! 藤原妹紅選手により弾かれてしまった〜!
一体誰が、こんな展開を予測しえたでしょうか〜〜〜〜!!」

観客「う、ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!?」
「そ、そんな! 屠自古様のシュートが防がれるなんて……」「ちくしょー! インチキだ! こんなのインチキだ!」
「普通サッカーで50メートルも飛んだり爆発したりしないだろ!!」「カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ」

輝夜「(いや、妹紅の実力なら悔しいけど割とありえるような……って!)」

――そして、実況と観客がどよめき、妹紅と屠自古がかつての家柄を越えて互いの強さを認め合う中。
輝夜はいち早く気付いた。

輝夜「(ヤバい! 私のクソファン共がまだ何かを期待したかのようなカグヤコールを続けているわ!
これはつまり―――!)……け、慧音先生! つかさ! たたた、頼んだわよ!!」

聖徳ホウリューズの攻撃は、これで終わっていない。
輝夜は震えながら取り急ぎ慧音とつかさに指示を出して、見えざる方向からのねじ込みに備えていた。
果たして、輝夜の読みは的中し。

バッ、グワアアアアアアアアアアアッ!

岬「……まだ終わっていないよ!」

バッ、シィィィィイイイイイイイイイインッ!!

――先程のシュートと比べては些か地味な、しかし堅実かつ華麗な『ジャンピングボレー』が、
ねじ込みに備えた位置へと上がっていた岬の脚から放たれた。


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0ch BBS 2007-01-24