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【レイセンガ】鈴仙奮闘記29【タダシイヨ】


[573]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/11(木) 00:31:54 ID:g7O751QI

ホイッスルの後、鈴仙が右サイド中央付近を振り返ると。
――ボールを持った高杉が、長い長い助走を付けながら数回回転しつつ、サイドラインへと猛進していた。
この行為が一体何であるか、鈴仙には当初分からなかったが――彼はどうやら、『スローイン』を行うつもりだったらしい。
彼はラインギリギリの位置でピン、と空中で体勢を伸ばして真っ直ぐになり。
そしてそのまま、真っ二つに割れん勢い大袈裟な動きをしてから――最後に、そのボールを投擲した。

――ドギュルルルルルルルルッ!

パスカル「な、何だ。今の……! あれが、スローインだと言うのか!!?」

妹紅「で、でも。ボールがどんどんこっちに向かって来てる! どうしよう……!?」

より間近な位置で見ていたルナティックスメンバーは早々に気付いていた。このスローインはおかしい事を。
いよいよ前線・ペナルティエリアの高空まで飛んでいくボールの姿は明らかに、単なる試合の再開手段では無く――。

小田「………!」

屠自古「来たか。決められる時に、何点でも決めさせてもらおう」

ダッ! ババッ!

慧音「(……これは。直接私達のゴールが……狙われて、いる!?)」

鈴仙「(――そ、そんな! いきなりサイドからゴール前にボールを飛ばすだなんて、ムチャ過ぎるわ!
しかも聖徳ホウリューズの前線にはほぼ消耗無しの小田君と、消耗はあるけど鬼にも負けないシュートを撃てる屠自古。
どっちにボールが来てもおかしくない連中が揃っている!
どうしよう。ここはどっちを特に警戒すべきなのかしら。小田君の方が御しやすそうではああるけれど、
いざ通してしまったら、その分屠自古の必殺ヘディング――『ガコウジサイクロン』の危険度が増すし……!?
――と、というか。本当に神子はここでゴールを狙っているのかしら? 攻め疲れも見えて来そうな気もするけど……!?)」


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0ch BBS 2007-01-24