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【レイセンガ】鈴仙奮闘記29【タダシイヨ】


[879]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/24(水) 00:13:59 ID:A01Q4WSI
★パスカルの選択→ ハートQ  ハートならドリブル
 川上の選択→ クラブ6  クラブならシュートに備える★
★パスカル ドリブル/シュート 52/50 ( ハートA )( 5 + 4 )+(華麗なドリブル+3)=64★
★川上 そなえる 47 ( スペードK )( 1 + 1 ) +(読み外しペナ-2)=47★
≧2→パスカルが貴重な同点弾を決める!

川上「……くそっ。止めてやる……。止めて、俺があの時のように。森崎と互角のゴールキーパーである事を、証明してやる……!」

――先程パスカルが急造の『クリップジャンプ』で、
聖徳ホウリューズの強豪タックラー達を抜いた時点で、勝負の大勢は既に決していた。
小学生時代はかの森崎に『まさにこの俺と対等に渡り合うに相応しい男』とまで言わしめた川上。
しかし、翼に敗北してからの彼は大きく荒れ、中学時代には監督の保身による陰謀もあり、思うような活躍ができず。
今や過去の栄光に縋りつくだけの、セービング技術は高いが、精神的に脆いゴールキーパーの烙印を押されていた。
……そして、技術はともかくその気質は、神子によるスカウトを受けても尚、変わる事は無かった。

川上「(……さ、さあ! どっちだ! シュートか、それともドリブル……?)」

川上は追い詰められて鬼気迫る表情でパスカルに対峙するが。

パスカル「――それっ!」

シュンッ! ……フワァァァッ、シュパァァァッ!

川上「(……ええい、シュートにそな……)えっ……!」

――その並々ならぬ意気込みにも関わらず、川上はパスカルの絶妙かつ華麗なドリブルを前に、狼狽する事しかできなかった。
結局、彼のメンタリティの弱さは一対一の弱さという、ゴールキーパーとしては致命的な弱点として今なお発露し続けていた。
パスカルが動いてから漸く、彼は判断を下してゴール前を飛び出したが遅すぎた。
パスカルは川上よりもゴールの奥深くにまで潜り込んでおり。


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0ch BBS 2007-01-24