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【レイセンガ】鈴仙奮闘記29【タダシイヨ】
[905]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/06/26(金) 00:17:25 ID:tAfAbqNU
【ハーフタイム】
輝夜「みんな おつかれさま このあとも がんばってね」
鈴仙「何時もの事ですけど、なんでそんな風にポカンと口を開けて遠くを見るような目線なんですか、姫様は」
中山「まあ。今回の試合に限っては、そうなる気も分からんでも無いが……」
慧音「そうだな。試合開始早々に1点を入れてから、聖徳ホウリューズはひたすらに中盤でのボールキープに徹していた。
……そして、私達は為す術も無く、試合を彼女達のペースにし続けてしまった」
永琳「パスカル君の1点は本当に、不幸中の幸いかしら。
あれが無ければ、今のここの空気はもっと酷い物になっていたでしょうね」
一昔前のゲームキャラのような表情をする輝夜を放っておいて、
永遠亭ルナティックスのメンバーは真剣に後半戦の作戦について思いを巡らせていた。
前半終了間際に辛うじて一点は決められたものの、それだけで試合を楽観視する者は少なかった。
中山「……たぶん、運気と言うか場の流れと言うか。
聖徳ホウリューズが観客を通じてそうしたものを操っていたのかもしれない。
しかしそれを差し引いても、俺達は前半戦、長い時間中盤を支配され続けて来た」
鈴仙「そうね……」
それは鈴仙も分かっていた。
自分自身大きく格下と思われる岸田のドリブルに敗北した事もあるため偉そうには言えないが、
今日の前半戦の出来は良いとはお世辞にも良いとは言い難い。
慧音・つかさと輝夜は、本来なら防げた筈の岬のシュートを防げず、
永琳、中山は勝つべき神子との勝負に勝てず、鈴仙も絶好の得点機を逃し、
ウサギBによる奇襲も失敗してしまっている。
永琳「……これは後半に向けて、作戦を少し再考すべきかしらね」
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0ch BBS 2007-01-24